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ゲーム「Subnautica/サブノーティカ」感想

PCゲームのサブノーティカをクリアしたので感想を。
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自分の基地
■概要
未来、宇宙船で遭難、脱出ポッドで海しかない惑星に着水、サバイバルして脱出

・ゲームジャンル:一人称視点のサバイバルシュミレーション

・プレイ時間:詰まったらwikiを見るプレイで30時間位

・PCゲームであり、steamやEpicgamesなどのプラットフォームが利用できる。価格も安い。

・マウスとキーボードだけで問題なく操作できる。
なんならキーボード主体の操作は初めてだったが、クリアできるくらいには難易度も高くない。
マリオカートのレインボーロードで必ず下に落ち、スマブラはカービィのガチャプレイしかできない自分でもできた。
日本語化もされている。


■海とゲームとの相性
海、というものは3Dのゲームと非常に相性が良いと感じた。
海は、水面を境に水中と空中(と地面)に分かれる。
海中は、3Dで動ける。これが感覚と馴染む。

例えば宇宙空間を遊泳できるゲームが有ったとして、上も下もなく無限に広がる空間を操作するのは大変なのではないだろうか。
海は、上があり、下がある。そして泳いだこともあるから感覚もわかる。
ふわふわしていて、若干重力もあり、360度動けるものである。
3Dのゲームはあまりやったことがないが、海は海中つまり他の地上ゲームで空中に当たる部分を自由に移動できる。
これは非常に贅沢なことで、ゲーム空間の表面だけでなく、存在を移動して味わうことができるのである。

その親和性が、最後までゲーム媒体に合っている。


攻略対象としてのゲームという観点から見ると、また海は都合が良い。
人間は呼吸をしないと死ぬ。そして海では呼吸ができない。
最初は海の表層部分しか移動できないし、すぐに海面に出ないと死んでしまう。

だが、海を見渡すと無限に広がる空間があり、何より下にはまた、未知の深海がある。
ちょっと潜っただけでも、すごそうな生物や残骸、底の見えない海溝があり、下には何があるんだろう行ってみたいという気持ちをくすぐられ続ける。

横方法に見ると、壊れて燃え上がっている自分乗っていた大きな宇宙船が見え、水平線がいつまでも広がっているように思える。
そちらも何が、クリアするヒント、便利な道具があるのだろうかと期待を煽られる。

底知れぬ下方向の海、果てしない横方向の海原がゲームを続ける好奇心を絶えず供給してくれる。


■不自由から自由、不自由
不時着したてのときは、45秒しか息が持たず全く不自由である。
それが、75秒、135秒と増え、最終的には3分まで伸びる。
これにより、すぐそこにあるのは分かっていたのに手を伸ばせなかったところに、手が届くようになる。

そのピークは、「シーモス」という小型潜水艇ができたときが一番であった。
シーモスは潜水艇であり、潜れる。
それだけでなく、中に乗っていれば酸素が無限なのである。
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シーモスに乗って

これまで潜っては酸素のために海面に上がっていた煩わしさから、シーモスに乗って探検し、気になるものがあれば出てまたシーモスに乗ってドライブが続けられる。
シーモスは操作が泳ぐのとほぼ同じで、速度が上昇し非常に快適である。

シーモスができたときから、ゲームは一変し広範囲を探検することができる。
遠かったビーコンや船の残骸をたくさん見て回り、様々なツールを作れるようになる。
そして、今までのサバイバルポッドとは大きく違う、海中基地を作るまでになる。
圧倒的自由、なんでも探索圏であり貪欲に取り入れ続けられる楽しさがある。


だが、シーモスにも限界はある。
非常にやわなので、危険生物の密度が高くなると不安である。
何より、あまりにも深海だと耐久値が足りず潜れない。
そんな理由で、次の足を求めるようになる。

シーモスの次の乗物は、大型潜水艦「サイクロプス」とパワードスーツである「プラウンスーツ」である。
どちらも酸素供給は無限。
これでどこでも自由に乗り出せるぜ!と思って乗り込むものの、ここで一つの落胆がある。
シーモスを更に快適で、強く万能にしたかと期待していたが、全く違う。
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サイクロプス完成

サイクロプスは操作が難しい。
狭い視界の前しか見えず、潜望鏡やソナーを頼って移動する。
小回りが全く効かず、あちこちにぶつけないかヒヤヒヤする。
さらに、デカイから強いかと思いきや、全然狙われて反撃もままならない。
最悪なのは、燃費が非常に悪くバッテリーが急速に減るため帰ってこれるか常に気になる。

プラウンスーツはまた違って難しい。
こいつは一応スーツなので、泳ぐ感覚には近いものの大きな相違が1点。重さである。
生身のときは、ほっておくと水中で待機している状態となっていたが、プラウンスーツは沈んでいく。
操作していても勝手に沈むので、基本は海底を歩くかジャンプである。

生身やシーモスで泳いでいるときの360度自由に動ける楽しさはそこにはなく、重力に縛られて不器用にジャンプするライクア月面歩行機である。
プラウンスーツは割り切れるまで本当に大変で、下の方に行ってしまうと上に戻るのが相当手間である。


とはいえ中盤以降、サイクロプスで深海までスーツを運び、プラウンスーツで探検するのがデフォルトになるため、こういったゲームだったと慣れるようになる。
すると、またちょっと自由に動けて楽しくなってくる。海そのものの仕様は前半で把握しているし。
この場合の自由とは、生身では到底立ち向かえなかった凶悪な生物のうようよするゾーンも、気をつければ歩き回れる自由である。
つまり、拒否されている秘密の場所を無理やりこっそり立ち入る自由であり、これもまた好奇心を満たしてくるので質が悪い。



■美しさ
水中はかなりきれいである。
サンゴや変わった植物、変な生き物。それらが生息する領域が何種類もある。
深海には光るキノコや巨大なリヴァイアサン種というやつらがいる。
そんなところを泳ぎ回り、自分の家を建てたりシーモスで散歩するのは、退屈な移動時間というものをゲームからなくしていると思う。

非常に満足度の高い1本だった。

現在テスト版の続編、「below zero」も期待したい。(今度は冬の海だ!)


by phys-can-tell | 2019-02-11 22:52 | ゲーム