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ゲームマーケット2015秋

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今回はそれほど目玉もないように感じ、床売もないので正直あまり戦果は期待できないかなと思っていた。
だが初手は結構迷う。バネストでアンタークティカとオルレアン拡張を狙うか、競争率の高い数少ない中古ブースに突っ込むか。結局中古にまっすぐ向かった。

この中古ブースがすごくて、昔から今まで知ってるような名作しかない。それが何箱も裏にたくさんあり、値付けも高い!と思うことのない絶妙なものだったため、大当たりだった。
粘ると新しいダンボールが開封されまた何かが出てくるので人がすごく滞留していたのはゲムマスタッフがげんなりしていたが。
たぶん近くのハートオブクラウンの列がもっと列形成していたので、相対的には目立たなかったのかもしれない。

でも量といい内容といい、本来中古に出すようゲーム達でなかったことから、1人のボードゲーマーがこの趣味を辞めたんだなと少しさみしさを感じた。

中古の戦利品は以下。
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・キャスタアウェイ
半協力ゲーム。評価が高いのは知っていたが原語依存がかなりあり躊躇していたがシール貼り付け済みで助かる。

・ベオウルフ
gioco del mondo のレビューにあったのを覚えていて、クニツィアの大箱なので外れないだろうと。

・リミッツ
約束された神ゲー。すでに1つ持っているが箱が大きいのでアミーゴのこちらも入手。なんならあと3つくらい買って保存用と布教用にしたいくらい。
みんなやるといいよ。

・モルゲンランドカードゲーム
元のゲームが楽しかったのに加え、以前ルールを読んだらほとんどカードゲームで再現できていたので欲しかった。これは嬉しい。
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・モダンアート
なんか家にいっぱい別バージョンがあるので勢いで。絵を競るゲームで絵が違うっていうのがいいよね。
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※参考

・アグリコラ 牧場の動物達
2人用のやつ。いずれ買うだろうと思ってたので好機だと。

・ウッティクロノス
砂時計をたくさんつかった他に類を見ないシステムとのこと。どこかのブログで拝見して気になっていたのでえいや。

ちなみにアンタークティカとオルレアン拡張は大人気だったらしく即完売で手に入れられず。それが中古の財源となりいい買い物になった。



同人ゲームは毎度ちゃんとゲームマーケット公式ブログの更新を読んで選んで買っている。が、どうも当たり外れが多く積みゲー化するとかなり消化率が悪いのでこの秋は基準を変えた。
ルールを読んでシステムがよいかをアナウンスしてくれるシミーズさんのまとめを参考にし、各種地雷用語[短時間][手軽][心理戦]を含むものを除外、できれば自分でもルールに目を通すようにした。
ゲームマーケットも6回目の参加になるといつも参加しているサークルで個人的に定評のあるところ(倦怠期さんなど)、好みの合うところ(3D6さんなど)がわかってきたのも大きい。とは言えいろいろ間に合わなかったりでいつもより手薄になってしまった。

戦利品は下記の3つ。
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・上洛
トリテと陣取りを結びつけたらしい。

・Bidders
競り上げと競り下ろし二種類のビッテイングがよく絡み合っているゲームとのこと。

・てづま師
しっかりとしたゲーム性と、和風の統一感のある内容物が特徴のサークルさんのトリテ。得点配分カードを選び、特殊能力もあったりとなかなかおもしろそう。
今までの4作を合わせたビッグボックスもチャンスを伺っていたのだが、人気だったようで完売していた。



書籍系はコンスタントにいろいろ出るようになって喜ばしい。ボドゲブログ読むのが大好きで、レビューだけでなく深く掘ったりゲームそのものについて考えたりする内容は是非とも読みたい。
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・Civilization the Board Game 知識と探求
この重ゲーを、この厚さになるまでやりこんだなら一見の価値があるだろうと。装丁もしっかりしている。

・ボードゲームジャーナリスト(笑)が行く!!
小野さんとふうかさんの本。コレ目当てでしばらく会場に残っていたが、結果いつもしない試遊ができて2重で満足。
内容は海外有名デザイナーのインタビューなどでかなり興味深い。

他に友人が購入していたペンタメローネでの草場さんやニューゲームズオーダーの方の講義を収録した本が気になる。



時間的な都合もあり、買う前に判断したいということもあって試遊を何度かした。やっぱり一度遊んでみないと面白いか自分に合うかわからないのがゲームの難点であり、レビューのない同人ゲームや新作ゲームなんて一層である。
最近は予約制度の採用が一般的になったいうことで、ダッシュしてとりあえず買っておかなければという強迫観念は薄れた。だから次は一歩進んで、試遊して面白かったら買います、みたいな表明ができるといいと思う。すごくよくて欲しくなったのに売り切れていた、みたいなことはよくあるので試遊宅を回す回数分の在庫は確保してありますとかると安心できそう。こういう制度は難しいが、事前の体験会が似たような役割を担っており、増えるといいなと思う。

・グレイシア
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作者のけがわさん自らインストしてもらった。端から端まで繋げれば勝ちのコネクト系で自分のチップの山を分割し、1方向に伸ばしていく。
山が少なくなり動かせるのが減ってくるのと終了条件が満たされるタイミングが合っており、序盤と終盤に違う思考が求められる点が面白い。
ただコンポーネントに関しては、山の数を数えるのが面倒であったり崩れやすかったりとデジタル向けな気がした。

・スーパーダンジョンエクスプローラーズ
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非常に気になっていたのでちょっと待って試遊させてもらう。
GMVS他の構図のTRPG的構造で、誰かのターンが終わるとGM、また他の誰かのターンとなる。各ターンでは自由度の高い移動と3回攻撃ができ、ボスを倒すのが目標。

ディセントなどのこれ系と比較して、原語依存が一度説明すれば大丈夫なレベルであり、複雑なルールもなく万人受けする。フィギュアもポップで可愛く、欲しいと思う。サンプルが彩色済みだったのでいろんな人が足を止めて撮影していた。

人数が多いと自分の番が回ってくるまで暇になるので、1対3くらいがいいかもしれない。あと12マス四方のタイルで斜めありの7マス移動とかが可能であるため壁を作ったりとかは難しそう。カジュアルな長時間ゲームというポジションか。



そんな感じでゲムマ秋を満喫した。
人入りが盛況で、毎回増える人数に合わせて柔軟にサークルや運営が適応していっているのを感じられた。
アナログゲームは知り合いの知り合いが知り合いだったりする狭い世界で、他の人がいないと遊べないという特性もあり、みんなが一堂に会するゲムマのようなイベントにフィットしている。そう思った。

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by phys-can-tell | 2015-11-22 18:48 | ボードゲーム

ボードゲーム「チグリス・ユーフラテス」「パンデミック 完全治療」「ヤニブ(トランプ)

☆チグリス・ユーフラテス

【クニツィア】【名作】【陣取り】【殴り合い】【60分】
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クニツィアの3大陣取りの1つ。取り合うべき陣地を作るとこも含まれている。


名作の日本語版が出て、喜んで買ったもののルールを読んでもさっぱりどうすればよいかわからなかったので積んでいた。
やってみると、要は

・指導者の配置(王国の作成、内乱)
・タイルの配置(配置による点数獲得、勢力拡大、モニュメント建設、戦争、分割)
・タイルの引き直し

の3要素から成っており、それぞれがどういう意図をもって使われるアクションかを説明するとわかりやすいように思う。


対応するタイルを置いて対応する色の指導者がいれば点数が入る。違う色ならば他者の指導者がいても問題はないため、序盤はある程度共生して陣地たる王国を広げていける。

このように平和にいけるかとコツコツやっていくが、しばらくすると点数が全然入らないことに気がつく。
1ターンに2アクションあるうち、普通にやればタイル配置で1点を2回、計2点しかもらえない。これはあまりにも少ないように感じる。
そこでふと他者を見ると、モニュメントを建てている。これはその国の対応する色の指導者がいれば毎ターン1点が入る。
つまり得点機会が1.5~2倍ありずるい。うらやましい。

ということでここで、乗っ取りにかかる。内乱である。
もちろん自分が美味しい思いをしていたら手放すのはいやなので、こちらも内乱に備えてタイルを蓄えたりする。


中盤から、得点が足りないように思えてくる。
このゲームは4色の得点を集め、一番少ない分が最終的な勝利点となるためまんべんなく頑張らなくてはならない。モニュメントで荒稼ぎした黒はたくさん所持しているが、緑が他より3点くらい低いとかあると大変である。
そこでなんとか、少ない手数でがっぽり稼ぎたい。できれば緑がほしい。

そういうときは、戦争である。
隣の緑タイルだらけの王国を攻め、うちの緑が勝てば相手の緑タイル+1の緑点が稼げてしまう。一気に6点とかある。
敵王国を分割工作したり、こちらの戦力強化をしたりでなんとかやりたい。


こんな感じで別に人を殴ってへこませれば勝ちというわけではないのだが、自然と他プレイヤーとの勢力争いが生じるのがポイントである。
実は王国を取られる際も、既にその色の点数は十分稼いだのでいいやと思えることもありそこまで後を引かない。

点数を4要素に分けたことがこれほどまでうまく作用しているゲームははじめてだった。さすがクニツィア。これからはバリバリと稼働させたい。



☆パンデミック 完全治療(キュア)

【協力ゲーム】【ダイス】【30分】
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正直に言うと、私は元のパンデミックが好きではない。が、これは別物なのでOK。

ウィルスがダイスになり、振って出た目に対応する地域に置かれ病気の蔓延を表す。
同じ色のウィルスが一箇所に集まるとアウトブレイクが起こり制限回数を超えていればゲームオーバー。

人類側は、振り直せるダイスを使い出目のアクションを使ってウィルスダイスをストックに戻したり(治療)、ウィルスを集めてワクチンを作ったりする。
出目にはバイオハザードの目があり、これが出ると一段階感染が進み、規定回数でアウト。途中でも何回かエピデミックというウギャーなことが起こる。もちろんバイオハザード目は出ると強制発動なので、やりたいアクションはあるがダイスを何回も振り直すのもやばい、なジレンマがある。

これらのゲームバランスはもちろん良い。ギリギリクリアできるかどうかのバランスが協力ゲームには必須である。


しかし、感心したのはウィルスダイスについてである。
普段ダイスゲームを好まないのは、6面ダイスの出目の振れ幅が大きいためである。

1~6が等確率に出る。

これは冷静に考えるとすごい乱数ではなかろうか。
数字が重要なら6倍差が存在するし、選択肢として使うなら6分岐ということは他の可能性5つが潰えたわけである。

振り直しやらたくさん振ってなんとか誤魔化すゲームも多いが、これは確率を上げ下げしているだけで結局運である。
実力で勝負したいゲームでは、トロワなどの出目操作があれば許容できると感じている。(ただしカタンは認めざるをえない。あとアメゲーはそういうものなので最初から例外。)
マルコポーロの足跡なんかはダイス目自由マンが革新的すぎてそれ以外やりたいと思わない。

そんな風に考えている自分にとって、このパンデミック ダイスゲームはウィルスダイスが素晴らしい。
一見普通の6面ダイスだが、赤は[1・1・4・6・6・+]、黒は[3・3・3・4・5・+]と特殊ダイスになっている。
まず[+]の目で他とは違うメリットを与え、デメリットの確率を下げている。そしてデメリットの目に偏りを持たせ、ある程度の出目の読みや備えができるようになっている。

まぁそれだけの話ではあるのだが、こういうことが可能なのだなと知ったことがコロンブスの卵的に思えた。
最初から出目が全部独自のマークの特殊ダイスなゲームはさておいて、出目の数字を使うゲームであえて特殊ダイスを用い出方を調整するという手法について賛辞を贈りたい。

というか、他のダイスゲームもこういうことすれば運ゲーと避けることも少なくなるように思えた。




☆ヤニブ(トランプゲーム)

【トランプ】【ラミー系】【5分】【数ラウンド】
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最近やる機会が増えたトランプゲームの中から1つ。



詳しくはこちら(http://gamefarm.jp/rule/yaniv.html)にあるルールを。


トランプのゲームはルールが覚えにくいのが欠点だが、大富豪のように延々と繰り返すことのできるゲームが多い。
短時間で数ラウンドやるため、勝ったのが運なのか実力なのか果たして平均化されているのかわからないが、ワンチャンスを狙えるような気もするため中毒性がある。

ヤニブも簡単なルールでこれに該当し面白いため、他のコミュニティでも広げたい。






☆今回からタグ管理を導入してみた。


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by phys-can-tell | 2015-11-05 23:25 | ボードゲーム