<   2014年 07月 ( 3 )   > この月の画像一覧

ゾンビサイド シーズン3 キックスターター

e0190576_19372627.jpg
e0190576_19372667.jpg
ゾンビサイドについては過去記事も参照してください。

協力ゲームでは一番のお気に入りのゾンビサイドは、拡張が出ている。
一番最初の赤い箱はドラマの1期になぞらえてシーズン1と呼ばれている。
シーズン2は独立拡張のプリズンアウトブレイク、そして拡張のトキシックシティーモールである。

今回シーズン3が新たに出るということで興味がわき、キックスターターとやらに手を出してみた。
もともと結構高いものなので、普通に買うのとほぼ同じ値段ならば最速で入手でき、おまけもたくさんつくというメリットは捨てきれない。
はじめてのキックスターターだったが無事期間が終了したので覚え書き程度に記しておきたい。


キックスターター(kick starter)
そもそもキックスターターとは、アメリカのサイトであり、個々のプロジェクトに対してファウンディングをする場のことである。
誰かが素晴らしい物を売り出したい、作りたいと思っても資金が足りない、そんなときにキックスターターは利用される。
そのプロジェクトがどんなに素晴らしいものかをアピールすることができ、そのページを見た人に出資を呼びかける。
プロモーションから是非それを実現させたいと思った人が少額づつファンドする。
そして目標額までお金が集まると、プロジェクトにゴーサインがかかるというわけである。
なお、期間内に達成できなければ出資金は全額払わなくてよい。

キックスターターについてはGIGAZINEが参考になった。

ファンドすることを日本では、キックスターターだけに"蹴る"とか"キックする"という風にいうことが多い。
英語では"back"、キックした人のことを"backer"と呼称する。
キックするにはアメリカアマゾンのアカウントがあればよいので便利である。
送料やオプションの支払いにペイパルを使うこともあるのでそれらは事前に確認しておくこと。

キックスターターでは映画や芸術の支援のようなプロジェクトもあるが、今回のゾンビサイドのようにある製品を世に送り出すための資金調達が多い。
どちらにせよ、出資者は出資金に応じて様々な特典がもらえる。
もちろん純然たる支援として寄付することもできるが、一定額だせばその製品が生産されれば真っ先に送り届けますというのが基本で、ファンド額によってコース分けされていることも一般的だ。
100ドル出すと製品1つ、150でオプション付き、1000出すと説明書に名前が乗るなど。

今回のゾンビサイドではシーズン3の独立拡張だけ、独立拡張と拡張のセットの2種があった。
それと初期にキックした人は10ドル安くなるコースもあった。

出資をよりたくさん集めるために、累計額がある値を達成すると出資者全員に特典がついたり選択肢が増えたりする"ストレッチゴール"の存在も特徴的だと思う。
つまり、ボールペンを作りますというプロジェクトでトータルの目標額が100のところ、110いけば全員に替芯が付きます、150でもうペンをもう1本つけます、200で赤のインクの販売も開始することにしました、みたいな感じである。
お得感をあおると同時に、限定グッズを付録とすることで出資者は特別だぜ、一般購買者とは違うんですよとキックした人を満足させるようになっている。

もちろんリスクもあり、目標額を達成したとしても出資はあくまでも出資であり、プロジェクトが完成するかや製品が本当に送られてくるかは保証されていない。過去に達成した後きちんとやりとげた実績があるかや、すでに見本があるかなど自己責任で判断することが重要である。
それと、完成したとしても期日を遅れることは非常に頻発し、むしろちゃんと発送されることのほうが少ないそうなので長い目で待てるかという点も考えておきたい。
アメリカのサイトなので日本に送ってくれなかったり、最低6個単位だったりすることもあるのできちんとチェックする必要がある。
送料が割高の場合も多いので、共同購入を考えても良いかもしれない。


ゾンビサイドシーズン3
ゾンビサイドのキックスターターについて、私は人のツイートで知った。
ゾンビサイドそのものが、シーズン1からキックスターターで作られていたとのことで、シーズン3も当然ここで募集する。

最初はその値段に躊躇していた。
シーズン3の独立拡張ルーモルグ(Rue Morgue)と拡張のアングリーネイバーズ(Angry Neighbors)合わせて基本金額が150ドルである。
それにこの大きな箱と重さに対する送料がかかるので200ドル弱はいるだろうという計算になる。
200ドル、日本円で約2万円は大金であり、他のボードゲームが何個も買えるということが頭をよぎる。

が、ほぼ確実に外れでないという点、新たな種類のゾンビが魅力的であった点、そしてストレッチゴールの多彩さにキックすることを決意。
ボードゲームは手に入る時に買わないと後でプレミア値が付いたりそもそも市場に出回らなくなってしまうことも多いので、後悔するなら手元にあるときにしようという所存である。


キックした時点ですでに、開始から数日が立っており800,000ドル(以下800kドルと表記)集まっていて目標額はクリアしていた。
というか、数時間で達成していたらしい。すごい。
ゾンビがたくさんとキャラクターも4体程度、ストレッチゴールの特典として確定していた。

ここからほぼ毎日、ストレッチゴールを達成するごとに次のストレッチゴールのアナウンスがメールで届き、また新しいルール・コンポーネント・ゾンビについての説明も時々届く。
キックしてみて一番楽しかったのはこの点で、どんどんもらえるものが増えていく感覚はなかなか他では味わえない。
そしてどんどんゲームについて知ることで、早く遊びたいとわくわくすることができた。


商売としても、オプションに出てくるキャラクターはどこかで見たような人たちで欲しくなるし、ドアやトークンが豪華になるセットも欲しいと思わされ、うまいなーと感じた。
私自身もバイオハザード3の衣装のミラ・ジョヴォヴィッチとエクスペンダブルズに出てきた格好のスターローンのオプションは買ってしまった。他にも特攻野郎Aチームだったり、アメリカの人気ドラマだったりとゾンビにとらわれず様々な人物が売っていて、だいたいがキックスターター限定であることも加え、多数購入してしまった人も多い模様だ。

正直目標額の達成は見えていたわけで、それでもこの額に設定しキック特典をたくさん公開して付けていくやり方は非常にうまいと思う。
そして本当に楽しませてもらったという気持ちが強く、エンターテイメントとしても優秀だった。

特に終盤、一気に12体のフィギュアと新ルールがリストに登った時は、キックした人誰もが欲しい!2,000k行ってくれ!!と祈ったことだろう。

あと一日というところで登場したダイスタワーは、わりと大きなものでこんなの配って採算とれるのかと驚く。

そして最後に出てきたキャラクターは、ストレッチゴール達成するかどうかギリギリで、朝メールを見て到達したことを知り、終わったのだということとそれを祝う気持ちにさせられた。


最終的には2,849,064ドルの資金、12,011人の出資者という素晴らしい結果となった。
ボードゲームに2億円近いお金が集まるという事実、そしいてミリオンというインパクトはすさまじい。

大体平均で1人230ドルくらい出資したことになるので、オプションがたくさん買われたのだろう。
つまり、利益率の高いものが多く売れたと推定されやはり商売上手だと感じさせられた。


戦利品
最終的私が手に入れることになるものは、

・ルーモルグ 本体

・アングリーネイバーズ 本体

・VIPゾンビ(後述)1箱

・読書好きなメガネの女性が狂気の笑みを浮かべて火炎瓶を掲げているキャラクター

ここまでがストレッチゴールなしでの状態で、この時点で150ドル以上の価値があるように思う。
そして以下が増えていったおまけ達である。
e0190576_19372599.jpg
e0190576_19372668.jpg
(画像はキックスターターのサイトより引用)

・今までの全プロモキャラのボードが入ったパープルボックス
シーズン1や2のキックスターター限定だったキャラクターボードが入っている。
フィギュアを代用して使えるのでこれだけでもうれしい。

・スキナーゾンビ(後述)の追加
ウォーカー8体
ランナー4体
ファッティー2体
クロウラー8体
アボミネーション2体(うち1体はキックスターター限定のメスゾンビ)

・スキナーゾンビ(後述)9体

・カラスゾンビ(後述)5体
発生カード

・レイア姫っぽいVIPゾンビ3体

・某往年の有名歌手っぽいVIPゾンビ3体

・サンタらしき人物のVIPゾンビ3体

・ヴィレッジ・ピープルのようなVIPゾンビ4種8体

・ロストゾンビバイバーズ(後述)

なんかゾンビがいっぱい増える。
VIPゾンビなんかはキャラとして出しにくい人物もゾンビならいけんじゃね?な思惑が見えて面白い。


・映画レオンのジャン・レノ主人公っぽい植木鉢を持ったキャラクター

・セクシーな姉ちゃんのキャラクター

・白人コックのキャラクター

・目付きが鋭い怖い男性のキャラクター

・どっかで見たことがあるおっさんのキャラクター

・ハリソン・フォードらいくなキャラクター

・青色に血の赤が映える若者のキャラクター

・刑事物でいそうなマッチョ警官キャラ

・最後のストレッチゴールを飾ったひ弱少年キャラ

自分で使える人物が増えるのは、選ぶ楽しみと飽き防止になり、キックする一番の原動力となった。
ちなみにほとんどはゾンビ状態のフィギュアが別のストレッチゴールになっていたのだが全て達成されてしまった。


・黄色のスペシャルダイス6個
茶色のスペシャルダイス6個

・布製のバイオハザードマークが入ったダイスバック

・折りたたむと正方形になり、箱絵シールが貼れるダイスタワー

・バリケードフィギュア2個

・チーム分けカード

・VIPゾンビ発生カード

・特殊武器カード

・経験値デッキ

・マップエディターのアップデート

ボードゲームのユーティリティに加え、ルールの幅を広げるものを付けてしまうという男前さである。


そして自分でオプション購入する予定のもの

・犬フィギュアセット
・ゾンビ犬フィギュアセット
・カラスゾンビセット
ゲーム性が変わるものは入れてもいいなと思ったので。

・ミラ・ジョボビッチのキャラクター
・スターローンのキャラクター
限定だったので……

こんな感じで、嬉しすぎて送料の心配が募りつつあるという今現在である。
自分自身もオプションに70ドルを追加しているのでの平均230ドルに近い金額になってしまった。
まぁお祭りですよ。


新要素
シーズン3で加わった点について軽く。
現時点で分かる範囲で書くので間違っている可能性はあります。

・チーム戦ができるようになる。
今まで協力ゲームだったが、ゾンビのいるバトルフィールドでの対戦ができる。
いろいろな遊び方ができるのは新鮮さを保つのでいいと思う。

・チームアクションが増えた。
チーム全体が移動、射撃、移動して近接戦、みたいな行動を1アクションでできるようになる。
少し戦略性が増すのではと思うし、もちろんチーム戦でも役に立ちそう。


・NPCが出る
アングリーネイバーズでは、プレイヤーキャラではないが人間である。
シナリオによって助けに行ったり助けてくれるらしい。

・マップの追加
ヘリコプターがあったり、穴が開いていたり。

・経験値デッキ
ある武器を持っていると経験値デッキのカードをもらえ、使えるスキルが増える。強そうだが言語依存が少し増える。

・ロストゾンビバイバーズ
今まで味方のゾンビ状態として使っていたゾンビ化キャラフィギュアをHP5のボスゾンビとして使うもの。
倒すと好きな武器がもらえるらしい。
やはりゾンビものはゾンビなった家族やかつての仲間と言った存在がかかせないので今までなかったのが不思議なくらい。
ちなみに、ルーモルグにはキャラクターのゾンビ化フィギュアが付いてなかったのだがこのセットに入っている。

・スキナーゾンビ
ゾンビを倒した出目が6だった場合、クロウラーゾンビという這っているゾンビとして1回復活するゾンビ達。
倒すのにアクション数を多く必要とするため、地味ながら厄介。

・A-BOMBアボミネーション
腕が長く進化したアポミネーションというゾンビで、倒しにくいのはもちろん、その腕で隣のマスのキャラクターを自分の側に引き込む能力を持っている。
逃げにくく、準備しないと殺すこともできないので危険。

・シーカーゾンビ
しーカーゾンビの発生カードが引かれるたびに追加行動するゾンビ。
このゲームの死因は、量に押しつぶされるか追加アクションにより思わぬダメージを食らうことなので、強い能力だと思う。

・カラスゾンビ
一度に3マス何もかも無視してまっすぐ生存者の方に突っ込んでくる。
カラスの対処にアクションを割くことになるので難敵になりそう。

・VIPゾンビ
こいつだけはちょっと嬉しいゾンビである。
強さは普通のウォーカーと同じなので弱い。
が、有名人がゾンビなってうろついてるぜ!俺アイツを倒したぜいいだろー的なノリで5体集めると特殊武器がもらえる。
フィギュアの成型色が今のところウォーカーと同じっぽく見えるので混ざりそうな気がする。


まとめ
長々と書いたが、ゾンビサイドが好きな人なら確実に値段分楽しめると思う。
単純にキャラクターとゾンビの種類が増えるだけでもプレイにバリエーションが出る。
キックしてよかった。

届くのは2015年の2月予定とのことだが毎回遅れているらしいので5月くらいは見ておいたほうがいいかも。


そして、キックし忘れたけど特典欲しいと思ったら、8月10日まで以下のサイトで出資できるらしい。
キックスターターとは違うところなので詳しくは分からないが、これだけ見ると良心的。

※14.09.22追記
150ドルコースの日本への送料がデフォルトで92ドル、上記を加えると105ドル程度になった。
かなり厳しい金額で、当初のお得感も薄れてしまった。


[PR]
by phys-can-tell | 2014-07-28 19:39

「ファクトリーマネージャー」「もっとホイップを」「総督(古代ローマの新しいゲーム)」

面白かったボードゲームシリーズ。最近ヒット率が下がってきたように思う。

アンテナをもっと張らねば。


ファクトリーマネージャー

e0190576_16081702.jpg
電力会社というフリーゼのヒット作がある。
私もけっこう好きで、初めてプレイした時はうんうんうなる駆け引きに卓を囲んだメンバーとこれはすごい、と盛り上がった。

このファクトリーマネージャーは電力会社で供給される電力を使っている工場が舞台、という設定で電力会社のサブタイトルが入っている。
もっともやることは工場にどのような機械を入れるのかのマネジメントであり、一見電力会社と関係ないように見える。


ルールを読んでも今ひとつそのツボがわからず、本当にゲームになっているのか疑問であった。
このゲームを手に入れたのがゲームマーケットで安かったという理由なのもあり、長く積んでいたがプレイしてみることにした。


ルールブックの解読に手間がかかり、いくつかのルール間違いを犯したが遊んでみた。
結果、これはよい!と思うに至った。

電力会社のよさは市場原理をプレイヤー間の思惑で表現したことと、手番順の重要性であった。
皆が買うものは値段が上がったり市場からなくなったりする。
手番が前のほうが欲しいものは手に入りやすいが高くつく。

勝つためにこれらをどうコントロールするかがゲームの肝であった。


ファクトリーマネージャーはまさしく、市場と手番のゲームであった。
手番の競りを残りのアクション数で行い、手番が早い人はアクションが少なくなる。
一方手番の遅い人は自分の欲しいものが市場に出ても、自分の番がまわってくるまでに売り切れてしまうことがあり思うように工場を構成できない。
そんなジレンマがしっかり詰まっている。

e0190576_16081724.jpg

かかる時間も4人で1時間程度と、2時間級だった電力会社より短く、同じエッセンスを味わえる。
まさしく電力会社の正統スピンオフと言える出来だった。



もっとホイップを

e0190576_16081728.jpg

ケーキの切り分け問題である。
11ピースの丸いケーキがある。いろんな味のケーキがあり全部食べたい。
いや、全部は無理としても他のプレイヤーよりもより多くの満足度を得たい、といったゲームである。

各味のケーキは総数が決まっていて、最終的にある種類のピースを一番多く確保しているとその種類に応じた点数が入る。
ケーキを取った時に一位を諦めて、ピースを食べるとそのピース上のホイップ数分だけ点数が入る。

このイチゴはあと3枚山札にあるから今1つ食べても最悪同数一位をとれるとか、自分のマジョリティを失わないよう気を配りながら、ちょいちょい食べる。


切るときも悩ましい。親がケーキを切る。そして順番に取る。
親が取るのは最後になるため、できるだけ公平に切らないと自分が貧相なケーキを取ることになる。

ラウンドが進むに連れ、あの人はチョコレートを集めているからチョコ2つ入れておけば他の数が少なくても取るだろうとか、このキウイの2連続してるところは切り離さないとまずいとか、いろいろ考える。

こちらをとればあちらが成り立たず、あれもこれもしたいし自分に有利になるようにしたい、仕方がないから一番ましな妥協案を必死に探すゲームである。
見た目もよく、時間もかからないわりに濃いくて良いのではと思う。

5ラウンド制なので切る人が一巡する5人がベストだが、それ以下なら複数回切るひとに点数をいくらか足してもいい。


ちなみに、こんなにいろんな味の乗ったケーキなんてあるわけがないと思ったらTwitterでこんな画像が。

e0190576_16081756.jpg
RYOOGAJPさんのtwitterより
こういういろんなケーキを同サイズで作って並べる文化があるのね。


総督(古代ローマの新しいゲーム)

e0190576_16081742.jpg

古代ローマの新しいゲームはクニツィアのいろいろなゲームが入ったゲーム集である。
リメイクなのだがもひとつクオリティとデザインに食指が動かず放置していた。
たくさん入ってるということはそこまで面白いのはないのではという思い込みもあった。

ところが最近、ラーやタージマハルといったクニツィアの名作をプレイすることが多く、改めてすごいデザイナーだなと感じた。
そんなタイミングでプレイさせてもらったのがこれである。

属州の総督になってお金を稼ぐゲームである。
総督になるにはまず、選挙で勝って代表者にならなければならない。
選挙は一斉公開のカードでどれだけその属州に票数を入れるかを決める。そして誰かの数字が過半数にならない場合、交渉が始まる。
金額を提示し、受け入れられればその人にお金を払ってそのカード分の票数をもらう。これを繰り返して過半数を目指す。

ただこれだけなのだが、奥深い。提案は一度しかできず、他の人は口を挟んだりできないため、これぐらいならイエスと言ってもらえるはずという金額を見出すのが楽しい。そして提案された方も、お金は欲しいがその人が代表者になっていいのかを考える必要がある。

やらしいのは、代表者になっただけでは収入は生まれない点である。
代表者になり、さらにもう一度選挙で勝たないと総督になれない。しかも、代表者は何人でもなれる。
そのため、皆が代表者になろうとするし、ならない人はできるだけ選挙の回数を増やしてもらえる賄賂を増やそうとする。
賄賂をばらまきすぎると収入が発生しても赤字になるし、でもそもそも総督になれないと賄賂の回収ができない。
損切りができないとずるずると沼に引き込まれてしまう。

シンプルな交渉と、選挙という仕組み、損したくないというプレイヤーの気持ち、これらを非常にうまく練り上げたゲームだと思った。
そして古代ローマの新しいゲームを購入。



これは!と思うようなゲームがプレイできればこのシリーズは書いていきたい。


[PR]
by phys-can-tell | 2014-07-24 16:11 | ボードゲーム

ドミニオン日本選手権 感想

7月12日の土曜日、ドミニオン日本選手権・予選午前の部に参加してきた。

結果から言うと、予選落ち。わりと見事にと言うか実力通りだった。

思い返すと去年、ドミニオンを知ったばかりで、基本セットのカードしか把握しておらず参加を見送った。物販目当てで行き、チラッと見た大会に羨ましさを感じた記憶がある。

あれから約一年たち、参加者となることができて素直に嬉しい。



かるく様子をレポート。


場所は渋谷のイベントスペースで、午前の部は10時開場。
受付が終わった後はしばらく時間があき、物販を見る。するともうあまり市場に流通していないアグリコラの拡張とかがあり、プレミアムグッズを思わず買ってしまった。髑髏と薔薇の黒箱等、ヤフオクでなかなか高騰しているものもあり、これら目当てで来ても損はしないラインナップだった。


実際に大会のアナウンスがはじまったのは11時前ぐらい。さすがに少し待たされたと感じた。
この大会は事前申込制だったのだが、キャンセルが1人もいないという快挙。100人以上いてこれはなかなかすごい。


そしていよいよ予選開始。
予選は4回戦行い、結果順位に点数が付き、似たような点数の人と次に同卓になるようになるスイスドロー方式。
カードは基本セットと拡張:ギルドのものを用いたサプライが用意されていた。



一回戦

e0190576_18115043.png

堀(2) 名品(3+) 鍛冶屋(4) 金貸し(4) 広場(4)
魔女(5) 書庫(5) 議事堂(5) 熟練工(5) 預言者(5)
(ほぼドミニオンにより再現)

さっそく呪いを撒きあえという声が聞こえる。呪いとドローカードが多く、手番が早いほうが有利だなという印象。あと5-2が正義。

自分の手番は3番。そして引き当てる5金。だがしかし、1番、2番手共に5金スタ-トでなかなか香ばしい雰囲気が漂う。
1番手は預言者-堀、2番手は魔女-堀。それを見た私は呪い配りはやめてステロっぽく行こうと思い、熟練工-堀を買った。4番手は確か広場-銀。

呪いにより手札が紫に染まり、堀が1度しか働かず(他の人の堀もあまり仕事をしていなかったのでこれはイ-ブン)、自分の手前の2番手の人で属州がなくなり終了。手札に8金あったのにーと泣く。同着3位。

熟練工に行くより呪い撒きに参加したほうがよかったかもねというアドバイスを頂いた。
呪い場ではステロは弱いのと、手番が遅い分先手を抑えないといけない。あと、名品を活用されてる方が勝ったので、デッキを均質化するのは荒れ場では有効だなーと学んだ。

やはり預言者よりも魔女の方がいいよねーといった感想戦だった。



二回戦

e0190576_18115038.png

石工(2+) 村(3) 工房(3) 金貸し(4) 改築(4)
民兵(4) 玉座の間(4) 伝令官(4) 熟練工(5) 商業ギルド(5)

今度はとりあえず民兵、なオーラ。3番手だが1番が5金だったため民兵-工房からスタート。このサプライだと伝令官を主軸にコンボを組んだら強いかなと思い、伝令官、熟練工、村、玉座の間を集める。7金出た時に石工の過払いで熟練工を2枚入れたまではよかった。
ほぼ引き切るビッグターンを起こした後、属州枚数差に焦り始め熟練工を石工で伝令官にしたり屋敷を玉座の間工房で集めたりと迷走。時間切れで終わったこともあり、常に何かに急かされているような強迫観念で失敗した。4位。

素直に商業ギルド中心で良かったのかなと感じた。
この後もそうだが、強いと言われるパワーカードをもう少し素直に取っていくべきだったと思う。購入も増やせていないし、足りないお金は玉座の間からの民兵と金貸しで出すプランとか、ちょっとうまく行きそうにない。


初心者みたいな屋敷とアクションだらけのデッキがかなり恥ずかしかった。



三回戦

e0190576_18115075.png

礼拝堂(2) 石工(2+) 木こり(3) 工房(3) 名品(3+)
鍛冶屋(4) 役人(4) 庭園(4) 肉屋(5) 冒険者(6)

今回これだけは考えていた庭園戦。3番手。
どうみても礼拝堂からの圧縮は罠だと思い、全力で庭園ルートの工房-工房スタ-ト。
幸い2周めで工房が事故らず、順調に庭園を集めていく。途中木こりを買って、後はデッキ枚数を増やすだけ、となった段階で、庭園、公領がなくなり工房があと2枚。そしてなぜか庭園ルートの人が工房を取り、仕方なくもう一人の庭園組が工房と屋敷を買って終了。
庭園は枚数は5枚あったもののデッキが27枚で3位。


かなり釈然としなかったが、工房を取った人は30枚を超えていて(役人のおかげ?)2位だったのでうーんという。正直よくわからない。

庭園に行かなかった人は名品から肉屋属州ルートと王道で1位。



四回戦

e0190576_18115092.png


蝋燭職人(2) 村(3) 医者(3+) 金貸し(4) 民兵(4)
玉座の間(4) 伝令官(4+) 魔女(5) パン屋(5) 肉屋(5)

予選通過の目がないグループなので和気あいあいとしていた。
1人が辞退し3人戦3番手。
パン屋があるのでコイントークンを持っている。すなわち魔女を買えということだろうと皆魔女スタート。


2周目で魔女を打ち、生じた6金の過払い医者で屋敷を全て廃棄出来たという幸運の流れにのり、呪いや銅貨を廃棄しつつパン屋、玉座の間、肉屋、またパン屋と買い足し真っ当に1位をとれた。正直運ゲーな感じが否めなくて申し訳なかったが、ギルドらしいコイントークンを使った勝負ができて満足できた。



予選が終わり、結果発表。
私は108人中77位だった。

ゲームを振り返ると、まだまだプレイングが甘かったり、緊張したりと中級者の入り口ぐらいの実力だったとあらためて実感。強い人とやるドミニオンは意外な一手がたくさん拝めて勉強になり、それを見ることも非常に楽しいなと感じた。

少しだけ不満なのは、予選は基本セットとギルドギルドのみしか使わなかったので、もっといろいろなカードプールのもとでプレイできればなと思う。ドミニオン熱も再来してきたことだし、そちらは個人で腕を磨きたい。

もし来年も開催され、出場できればまた出て勝負していきたい。


[PR]
by phys-can-tell | 2014-07-12 18:16 | ボードゲーム