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ボードゲーム「レミング」「ポテトマン」「ダンジョンオブマンダム」

面白かったボードゲームシリーズ。

レミング★★★★☆
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2~5人 多め推奨
40分程度
難易度低め

◎良い点
・ルールが簡単
・しっかりとした駆け引き

◎今一つな点
・個人的にテーマが魅力的でない

レミングを先に2匹ゴールさせるレースゲーム。

レミングはネズミの一種である。
見た目は子供っぽいが、よくできたドイツゲームだった。

カードをだして対応する地形を走って行くのだが、前に同じ地形で自分のカード以上の数値のカードが出ていればその分も足して進める。
4+4+3=11マスなどもザラである。
これを狙い、手札カードと場カードをみて先に使われないかハラハラするのが楽しさの1点目。

そして、このゲームでは1マスに1匹しか入れないため抜きにくく、また地形カードがないと草原以外は入れないため、陣取りと邪魔要素もふんだんにある。

さらに、出した地形カードが場のカードより大きかった場合はその数しか進めないのだが、かわりに地形変更タイルがもらえる。
これがまた、邪魔して良し自分の進行先においてリードするにも良しといくらあっても困らない。

手札補給or引き直しにも1ターンかかることからハンドマネジメント要素もあり、考えないと勝てないようになっている。

私が遊んだ時には2匹のレミングスをうまく使い、難所を体当りしてカバーし攻略する手法がわりと強かった。やはり1人2匹というのをうまく活かさないといけないということや、邪魔だからといって他人を押してしまうと勝てないという点などもふまえ、子供向けの皮を被った良作だと思う。

さりげなくレミングが海への崖目指しているのもブラックジョークを感じ、実は大人向けではという思いを強くしたw



ポテトマン★★★★☆
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5人がベスト
1時間程度

◎良い点
・トリックテイキング
・味のある絵とテーマ性

◎今一つな点
・人数が少ないと面白くなさそう

他の人と同じ色を出してはいけない、マストノットフォローなトリックテイキングゲーム。

ベストと言われる5人でプレー。
4色のカードなので5人だと1人だけ同じ色を出せる。ここがミソである。

各色の数字構成が偏っており、黄色が1から13、緑が3から14、青が4から15で、一番強い赤は5から18である。
点数はトリックを取ると得られるのでトリックを取りたいゲームである。が、得られる点数は弱い色で取ったほうが高い。赤だと1点、青2点、緑3点、そして黄色は4点である。
なので皆黄色で勝ちたい。

赤の高位のカードを出せば点数は低いかわりに絶対トリックを取れるとおもいきや、赤の16,17,18はデビルポテトの絵が描かれている。
デビルポテトに対して黄色の1,2,3には表題のポテトマンの絵がある。
ポテトマンは普通の場だと弱いが、トリックにデビルポテトが出ているとそれをやっつけ、必ずトリックが取れるというシステムになっている。つまり、黄色で勝てるわけである。

デビルポテトが出るのを待ちつつ、ポテトマンを出せた時は非常に気持ちがいい。

が、そんなに世の中は甘くなく、前述の色縛りが聞いてくる。
すでに黄色が2枚出ている場ではもう黄色のカードは出せない。ポテトマンは出動できないのでデビルポテトが暴れまわってしまうのである。辛い。

また、わりと低い数字で動いている場で、最後の人が黄色の13などでトリックを取った時の悔しさもひどい。悲しい。

などなどいかにしたたかに黄色で取るかを皆がにらみ合い、緊張感あふれるゲームとなるのがよかった。


ルールとして、マストノットフォローできない人が出ればそのラウンドは即終了というものがあり、点数を取ってから逃げきれるぜーと1色なくしてみても、なかなかその色で回ってこなかったりして哀愁を漂わせたこともある。
ラウンドが長引くと、点数カードがなくなった色は5点になるという条件もあることで、後半に掛けるのもけっこうありだと思う。

思惑を溜めて溜めて、出せれば大喜び、というデザインが徹底されているように感じた。

5人揃えばトリックテイキングに馴染みがない人でも面白く感じるではないかと思う。
今年のドイツ年間ゲーム大賞に推薦リスト入りしたし。



ダンジョンオブマンダム★★★★★
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2~4人
20分

◎良い点
・テーマが馴染みがある
・ルールが簡単
・鉄板でウケる

◎今一つな点
・内容の割に高い(コスパはいい)

手軽で世界観がなじみやすく、駆け引きが重要なゲーム。

---------我々は勇者である。
すでに世界を救った勇者であり、最強装備が揃っている。
こんな勇者であるからには当然、そこいらのダンジョンなど余裕でクリアできる。

勇者A「だが違うだろ、と。
勇者は勇気のある者、と書く。
本当に我々が勇者ならドラゴンランスとかいう、逆に言うと竜にしか効かない棒なんていらない。」

勇者B「雑魚を遠ざける松明なんぞ甘えである。」

勇者A「勇者Cは、盾もいらない?だよね」

勇者D「ふむ、俺は鎧も不要だ。ダンジョンは裸で潜るのが男だろ!!!」

勇者ABC「どうぞどうぞ!!(ニッコリ)」

-------こんな煽り合いとダチョウ倶楽部のノリ、人が失敗した時のザマァ感及び成功した時のしてやられた感が楽しい。

自分の手番にできることは、
①1度パスしたらそのラウンドは完全に降りることになるハードパスをする。

②モンスターのカードを引いて、

それをダンジョンに入れる。
or
手元にどけて代わりに装備を一つ取り除く。

という敵を強くするか自分たちを弱くするだけの簡単なものだが、ブラフと競り要素が熱くなる。
ドラゴンをダンジョンに入れたあとに何食わぬ顔でドラゴンランスを抜いた時の快感はなかなか。

逆に、モンスターカードを引いてから、こいつをダンジョンに投入しても装備を剥いでもクリアできない疑惑が生じ、あとの人にパスするなーと祈るようなジレンマもある。

フレーバーである勇者とモンスターがシステムに非常にマッチしており、またプレイするごとに数学的な議論になるのが興味深い。
確率的に大丈夫、と思っても結構な割合でやられてしまうので面白い。

小箱の中でもこぶりな部類で体積の割に値段が高いが、どんな場でも出しやすくプレイ回数が多くなるので元を取れた感じはする。
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by phys-can-tell | 2014-05-29 18:37 | ボードゲーム

第25回ミスボド 感想

5月3日、ミスボドに2回目の参加をしてきた。

1回目参加時のレポート
公式ブログのレポート

先日Table Game in the Worldさんにて日本最大級のボードゲーム会として紹介されていた通り、参加者が240名ほどいてとにかく人が多かった。

会場が元小学校で教室をたくさん使うタイプだったので、ワイワイするゲームと静かに考えるゲームの部屋が分かれていたことにより、各々が存分に遊べる環境が整っていたと思う。

今回はミスボド自体が2周年であり記念のマネージャガとニムト大会が行われていた。
景品があり、はビッグシティやツイクストなど高価なもの、メビウスやテンデイズなどゲームショップからの提供もあったりとと豪華で数も多かった。

参加記念で缶バッチをいただき、普段の気配りもあって参加者に楽しんでもらおうという主催者さんやスタッフさん達、そして協力的な参加者達で成り立つ気持いい会になっていると思う。この規模で様々な人がボードゲームという1点で集い、このレベルで成立するのはなかなかないと感じた。


以下プレイしたゲーム。


オレゴン
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放課後さいころ倶楽部の作者さんが好きだと書いていたのを思い出し、卓に参加。

4枚ある手札のうち、地形カード2枚で座標を決めてミープルを配置するか、地形カードでx軸もしくはy軸を定めその中で建物カードの建物を建てるかの選択肢。
若干運要素強めのタイル配置であるが、人が置いた施設やコマに自然と他の人も集まっていくデザインが開拓というテーマをよく表していると思う。

ルールも複雑でなく、例外処理もないよくできたドイツゲームだった。
勝つためにはその場の流れに上手く乗る必要があるのもドイツゲームそのもの。

座標を表すのが火とか鷲とかなのは雰囲気重視で、数字のほうがプレイアビリティはいいかなとは思う。


ニムト&マネージャガ

2周年記念のイベントということで参加。景品が貰えればうれしいなという下心を込めて。

ニムトは8人戦。最初手札に1があってこれはだめだと思ったが、全体で一番小さな数字で1枚だけとった場合は無視されるという大会ルールによりセーフ。
最終的にマイナス6点。
まずまずということでニムトはこれで確定させた。

大会規定では少ない回数の挑戦でできるだけ少ない点数であったほうが上位になるとのこと。
あとで結果を見ると40位だったのでまぁまぁか。

決勝に行くためには1度で0点が必須だったよう。
だが、全体で素数順位であればわりと景品はもらえたようで、参加者皆にチャンスを与える配慮とはこういうものだと思わされた。


マネージャガは数字を3つ書き、参加者全体で0からカウントしていき数字が10位内ならばつながる、というのを繰り返す。
つながった中で自分の書いた数字の合計が点数になるというルール。

200人以上いるので500くらいいけるかなと思ったが、300すぎが限度だった模様。
もう少し論理的に考えるべきだったかもしれない。

こちらも上位点数の人だけでなく、一番大きい数字を書いた人、そして一番小さい数字を書いて皆の点数へ一番多く貢献した人にも景品を得られるようにした点が特筆すべきだと思う。

どちらも景品は該当しなかったが、多人数ならではの盛り上げ方の勉強になった。


バス
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何か知らないのをやってみたいなと思い、珍しいゲームの卓が立つとのことで参加。
見た目は幼稚園のお絵かきのようなのにかなりのガチゲームだった。

バスの路線をつなげて人を運ぶと点数になる。
一人あたり20アクションやったら終わりで収束性がよい。

ワーカープレイスメントの早い者勝ちであれもこれもやりたいというジレンマに加え、他者の行動で自分の計画が大きく狂う点、しかもそれがワーカーをすべて置き終わってから判明する点が素晴らしい。

99年のゲームなのに今売りだしても全くそうと分からないような出来で、面白い。
この日のゲーマーズゲームとして1位をつけたい。


ディヴィナーレ
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ドラフトとブラフのゲーム。
4色のカードが36枚から12枚抜かれ、残りの24枚の構成を賭ける。
情報はドラフトによってわかるため、下家に何を回すのかで盤面をコントロールしようと互いに牽制しあう。

毎回4色のうちどれか1枚を出し、それが何枚あるか賭ける。
すでに出した色の場合は必ず賭ける数字を変えなければならないというルールにより、これだと確信した枚数に最初に置くと、最後にそのカードを出さざるを得なくなった際に泣きを見ることになる。
なので序盤に賭ける際は他人を惑わすブラフをかけることが重要になり、まさに情報戦をしている感覚がよい。

軽いプレイ感覚のわりに考えてゲームをしたという満足があり、良いゲームである。
特殊カードを入れる拡張等が出てもおかしくないと思う。


ダラス
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バスに続き、かなり古いゲーム。
会社をどんどん買収していき、株価を上げて最終的な金銭価値を競う。

よく出来ていると思ったのは、現金を得るためには株を売らなければならないが、最終的な株価によるボーナスが非常に大きなウェイトを占めるためできるだけ売りたくないというジレンマ。
さらに、借金して買収することもできるがそうするとその企業から得られる収益が半分になるという点。
株価は毎ターンの収益によって決まるため、あちらを立てればこちらが立たずを体現している。

アクワイアのようにつながっているタイルがないとかなり苦しい点は気にはなるが、負けたのを運のせいにできるという意味で万人にやさしいと思える。

また、自分が持てる企業数が11と決まっているため、競りにより他者のターンであまり多く企業を得すぎると後半に伸ばすことができなくなるという点もあらかじめ念頭にあればよい思考要素になると思う。

収益を紙に書いたりする点が唯一の古さを感じさせるがこれもまた、リメイクされてもいいのではないかと素直に感じられる良ゲームだった。


ウィー・ウィル・ロック・ユー

最後の時間にやったアクションゲーム。
クイーンの同名曲のリズムに合わせてポーズをとり、そのポーズの人が受けて次につなげていくゲーム。

自分で買いたいと思う種類ではないが、やると確かに面白い。

大概のゲームはプレイするに適した条件があり、このゲームは頭が疲れた状態でやるとベストマッチすると思う。
気づかぬうちに熱が入っていたようで家に帰ると膝にアザが浮かんでいた。

またこの場でやりたいなと思う。



いろいろ初めてのゲームをさせていただき、来たかいがあった。
ゲーム数自体は控えめだったので、次は貪欲にいきたい。

全体を通して人の多さに少し酔ったきらいがあり、積極的に卓を立てたりできなかったのは反省したい。
ゲーム置場で誰も手を上げることなくお見合い状態が続くことが多く、やりたいゲームを持って人を誘う勇気を出せればと思う。
提案型の振る舞いを行うことを次のオープンゲーム会の目標としたい。
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by phys-can-tell | 2014-05-08 20:59 | ボードゲーム