<   2013年 02月 ( 1 )   > この月の画像一覧

「デザインあ」展 感想

「デザインあ」展に行ってきた。(HP

自分は芸術の分野に疎いので知らなかったが、わりと大物が関わってるらしい。
NHKの教育番組が元らしい。
その程度の前知識で出かけた。

一時間程度の所要時間で、感想はNHKらしいというものと子供がいたらこういうのを見せたいなというものの2つに大別できる。

芸術といえど社会派なわけではなく、今あるもののよさをどう表現するかに主眼が置かれていたように思う。
卵そのものを作るのではなく、卵を割って食べるのか並べるのかヒビを入れて立ててみせるかのように。

”寿司”というものを題材に、積み木にしたりネタとわさびとご飯粒単位でばらしてみたり醤油差しの断面図を作ってみたりというものがあった。
寿司を選んだのがそもそもNHKっぽいとは思ったが、安全圏な表現が目立った。

だが、寿司を積み木にしたコーナーでは実際にそれを触って組み立てることができる。
自分たちがやるとこうなった。
e0190576_23264850.jpg

だがしかし、この組立を見た時に「やられた!」とすごく思った。
e0190576_23271326.jpg

寿司を寿司として再現してしまう時点でなにか縛られていたんだと気がつく。
結果作った落第スレスレなのがこれ。
e0190576_23273338.jpg

こういうコーナーが何箇所かあり、子供は触って楽しめ、大人は発想のリフレッシュをはかれるように感じた。
他の人が作ったものが即わかるというのは擬似的な教室のようで、それが発想だけで勝負できる土台が整っていた。

色や数を部屋一つ使って表した部屋もあり、個人的に複数プロジェクター使用によるシームレスな角のある部屋360度投影とサウンドの同期がすごいと思った。
が、その部屋もやはり、真ん中に無造作に置かれたリンゴやトライアングル、消火器、地球儀などの雑貨に対応する色や数が出た時にスポットがあたることで多方面の見方があることを示してるということに感心すべきだったのかもしれないが、先ほどの寿司程は感銘を受けなかった。

触ったり、体験したりというのは自分自身青少年科学館の記憶が大事なものであることをが思い返される。
子供には訳がわからないが遊べて楽しい、ちょっとわかって誰かに自慢げに語る、等の体験は良い影響なのではないか。
大人にはもう少し毒を混ぜてもいいのかもしれないし、これくらいの純粋性をたまに立ち返るのも悪くはない。

展示を見てタイトルを類推するのがちょっとした知的帰納法トレーニングとして楽しかった。


もし行く機会があれば密度の濃い時を過ごせると思う。
[PR]
by phys-can-tell | 2013-02-24 23:29 | ブログ