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ゲキシネ「髑髏城の七人」感想(ネタバレ有り)

蛮幽鬼に続いて2作目のゲキシネ鑑賞。
(蛮幽鬼の感想はこちら
ゲキシネというのは、劇団新感線の劇場での芝居を多数のカメラと多くの編集、音響調整を経て映画館で見れるようにしたもの。
着目するべき点にカメラスポットがあたるので、劇場とは違った良さがある。
劇場は超人気で行けたことがないが。

今作でいいなと思ったのは「見得」。
人物が決め時にキリッと前を見据え、「見得を切る」。
拍子木が鳴り、一瞬の間が場を支配する。

歌舞伎の手法だが、これが非常にかっこいい。
特に見得を切ったあとでタイトルテロップが映しだされ、風に髪がたなびきながら流れる音楽、動かない人物という演出が最高だった。

演技も、殺陣しながらセリフを張り上げ、息吐き汗流しつつの朗々とした掛け合いなどはやはり、お芝居の醍醐味だと思う。
そしてそれを至近距離で見たかのような寄せての画はゲキシネの大きな利点だと思う。

多数の人が同時に話せるというのは芝居の特徴の一つだが、モブに近い役割の人達も集団でしゃべったり、かぶせたりすることでそこにいる意味を見出している。
切られやくも量産感を出しつつやられれば即退場し邪魔にならない。
そういった主要人物以外の人に役割と意義がきちんとあるのが逆に新鮮に感じる。
ガンダムなどでは艦橋の人たちそれぞれが個性的である必要性などが最近疑問なので。


演技、演出面では素晴らしかったものの、話はあまり新しさを感じなかった(初公演は20年前なのをあえて無視している)。
仮面の二重性とか入れ替わり性とか、あらゆるものが効かない鎧の内部の弱さとか。
武器の耐久性の問題とか、最強の鎧を倒すための最強の剣とか、仲間と敵城に乗り込むとかは若干ゲームっぽいなと感じた。

ゲキシネは現代娯楽のトップの一つだと思うし、値段も普通の映画と同じなので見に行ける環境の人は是非一度鑑賞して欲しいと思う。


ちなみにDVDも売ってた。↓
イーオシバイドットコム(ノンアフィリエイト)
過去作も見てみたい。
by phys-can-tell | 2013-01-14 15:05 | 映画