カテゴリ:ライトノベル( 6 )

ライトノベル「魔法少女育成計画Episodes」

自分の中で久々のライトノベルでの大ヒット。
どれくらいかというと、オールタイム・ベストのされど罪人は竜と踊る、戦う司書と並んで一番いい棚に並べたくらい。

この本は「魔法少女育成計画」「魔法少女育成計画restart(上・下)」に登場した人物の裏話的な小編の集まりになっているので、それらを読んだのが前提、というかネタバレになるので読んでからページをめくらないと後悔するレベルで損する。
だけどもぜひ、この魔法少女育成計画シリーズ全4冊を読んでほしいと思った。

※なのに以下ネタバレがあります。

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by phys-can-tell | 2013-06-25 12:31 | ライトノベル

ラノベでよかったもの

最近読んだライトノベルでおすすめできるレベルのもの。

表紙買いの精度が下がってきて、他人のレビューを参考にすることが多くなった。本との出会いというのは難しい。

「超人間 岩村」

前半がギャグで押してきて、抱腹して笑った。
後半のロミオとジュリエットのシーンでは劇の進行がページ稼ぎのようでくどいと思う。
前半の面白いと思った点があまり続かず、妙にシリアス調にしたり、特定キャラクター(マルカーノ)が万能的になったり、もひとつ。


「ソードアートオンライン」

恋愛面での進行が少し早すぎる気がするが、勢いがあってよい。
要素的にいわゆる厨二病なものが多く、王道。
選ばれし最強の主人公とか、敵の立場とか。

2・3巻も読んだが、それらではヒロイン大量生成のライトノベルのダメパターンになっていて1巻ほど面白いとは思わなかった。


「放課後のロケッティア」

基本的に純愛要素が好き。モテモテのハーレム系は現実味がなくて男が残りあと一人とかクラスに一人とかの必然的理由がないと納得できない。
一人に二人くらいまでならイケそうな気もするくらいのいい加減なものだが。
やっぱりカップリングの応援が自分の主たる感覚なのだろうか。

最近どこかで見た話だが、「らき☆すた」や「けいおん!」等、主な男キャラクターが登場しない話が最近出てきたのは受け手と女キャラの間に障害となるからだとか。
エロゲなどでの主人公も、読者の分身というよりただのリア充であり、受け手とは解離した存在と捉えられるようになったとか。
要は、カップリングの男キャラ≠受け手 となっているということで、外から女キャラのやりとりを眺めさせた方がそのキャラへの愛着がわく人が増えたということだろう。
自分のカップリングを見守るという姿勢もそういう流れの中にあるような気がする。

努力して、失敗してそれでも諦めなくて、最後に成功するというパターンは結局「努力は報われる」ということなのだろう。
でも、フィクションとしてハッピーエンドが清々しいということはある程度のリアルさを犠牲にしても大事。
基本的にバッドエンドはハッピーエンドの数倍難易度が高いというし、失敗したバッドエンドは駄作として処理されることが多い。
テーマや作品から何か考えざるをえなくするのがバッドエンドであるが、読んだ人に読んで気分がよくなる、幸せな気分にさせるのがハッピーエンドだと思っている。

個人的には、工学、理学的うんちくが心地良かった。
映画の爆発シーンのように、オトコのコ魂をくすぐられるものとして、構造や原理説明があると思う。


この本は久々のヒット。
ジャンプ漫画のようにダラダラ引き伸ばしているやつより、1巻で完結したり、1冊(or上下巻)ごとに区切りがついているものの方が当たり率が高いような。
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by phys-can-tell | 2010-03-11 15:29 | ライトノベル

ねこシス

絵と作者名を見て、てっきり「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」シリーズの外伝かなにかだと思って買ったら元ネタだった。
騙されたけど、黒猫がいい感じなのは両作共通してたから満足。

厨二病も実現できる力があれば問題なしっていうか、リアル超能力でその言動っていうのはよく考えたら普通。文脈に乗せることが大事。
この作者の本は今のところ、すらすら読めるいい意味での典型的ライトノベルだから、違和感があまりなく、素直に読めた。

姉かつ妹属性っていうのは新しい感じ。
普段の生活は依存していてここぞというときは締める、っていうタイプの亜種だけど。
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by phys-can-tell | 2009-10-17 20:58 | ライトノベル

キノの旅 13

今回は少し前に話題になったわいせつ物規制問題(エロゲとかの規制を強化する法律の改正案が前の国会で議論されていた問題)やら、いわゆるネット右翼の人が批判する、某国の起源主張への皮肉など、インターネット関連の内容が多かった。
後書きは、位置は普通だったものの、ワンピースで言うSBSみたいに質問に作者が応えていく感じで、わりと謎な作家さんの生活が垣間見えて興味深かった。


「キノの旅」シリーズはおそらく、ライトノベルで最も売れているシリーズの一つだと思う。
自分も含め、ライトノベルという概念を知らずに読み始める人や、ヲタクカルチャーに嫌悪感を抱く人で読んでいる人も多い。

たぶんその理由は、直接的にしろ、間接的にしろ性描写が少ないからだと思う。
他のライトノベルでは、セックスシーンそのものは少ないが、表紙や挿絵に使われている萌え絵は、明らかに女の子の可愛さの類を狙ったものであり、セックスアピールそのものである。
主人公自体も中性的であり、内容も主人公が絡む恋愛話はほぼなく、全体的に淡々としている。
日本では性に対してまだオープンに語れる環境ではなく、タブー視する観念が根強い。
ほとんどの人がライトノベルに対して抵抗感を抱くのはその表紙であり、そこに一見して少年のような人物と、特に男性に人気の銃器やバイクの絵を持ってくるのは警戒感を持たせなくて素直に読書にまで持っていくことができるんだと思う。

流血関係の描写はわりと激しめだが、人が死ぬのはどんな映画やドラマでもやっているので慣れきっているからなのか、あまり問題にされない。

また、ある程度の年をとった人向けの内容とすることで「大人の童話」としてのニッチを埋めたのだと思う。
一話一話の流れは星真一のようなショートショートに非常に近い。
そこに、キャラクター要素を足して、神話の崩れたSF未来感を抜いた、そんな感じを受ける。

そういう意味で、一般的な日本人のニーズにあった作品なんだと思う。
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by phys-can-tell | 2009-10-16 09:36 | ライトノベル

されど罪人は竜と踊る 7巻

スニーカー文庫版のアナピヤ編のリライト。
このシリーズというか、作者が好き。
無条件の夢とか希望とかハッピーエンドの存在を否定する。そのへんが現実に即していて、暗いが人間に普遍的なものをくみ取れる。

咒式の危険な科学も男として無視できない。
文章力もすばらしいものがあって、大変参考になる。
文系にも理系にも非常にお勧め。

萌え系が多いライトノベルの中で、唯一といえる硬派な感じで、通常のSF小説として十分楽しめる。

アニメ化というか、なんらかの映像化希望。戦闘シーンが画面映えするのではないか。
できればギギナはガクトの声で。
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by phys-can-tell | 2009-08-29 14:00 | ライトノベル

初期値2

今読んでいるラノベ

  されど罪人は竜と踊る
ライトノベルとは一線を画した小説。非常に暗いが、そこに惹かれる。
語彙も世界観に即して豊富。
かなり多くの伏線が二回目以降読むときに新鮮さを提供してくれる。
危険すぎる科学の”咒式”が理系に進むきっかけになった。

  キノの旅
読んだ後に何かが引っ掛かる本。銃が好きになる。

  バッカーノ
時々こんがらがるが、多くの登場人物が一斉に動く様がリアル。
超人が多すぎるのが最近気になる。

  俺の妹がこんなに可愛いわけがない
劣化キョンな気もするが、軽く読めてライトノベルらしいライトノベル。
気分が暗いときにいい。

  嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん
ヤンデレではないと思う。主人公の一途な所が共感できる。あとは暗さが好きなのは自分の趣味。

  涼宮ハルヒの憂鬱
続きがなかなか出ない、っていうか作者廃人説もよく聞くが、内容はほんといい。
一人称語りの一つの到達形だと思う。
短編より長編の方が好きな話が多い。
主人公とヒロインの恋を応援したくなる。
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by phys-can-tell | 2009-08-10 23:09 | ライトノベル