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蠱毒のボドゲ001_大聖堂カードゲーム

これがトリテ(ちょっと違う)
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このゲームは一般的にはトリックテイキングゲーム(トリテ)というジャンルに入る。このゲームの印象が残っているのは、これが私の最初に遊んだトリテであり、しかもオーソドックスとはいい難いものだったためにちょっとゲーム癖が歪んだと思われるからである。
マストフォローとかはない。トリックを取りたいゲームで、資源と職人の両方を集めることで組み合わせて点を得る。

いわゆるアミーゴ箱だが、スリーブにいれると箱に収まらないという体験を初めてしたゲームでもあり、和訳を作って英語ルールと合わせて印刷したが蓋が浮いてる。

大聖堂というのは世界的にヒットしたケン・フォレットの小説があり、それをボードゲーム化したもののカードゲーム版が本作である。

このゲームを遊ぶより前に小説も読んでいた。
主人公親子が大聖堂を建てるお話ではあるものの、途中作者の嫌がらせのように苦難ばっかり現れてとにかく苦労するのが気の毒だった。
敵として貴族のボンボンが何度も出てくるのだが、燃やしたり攫ったり何回も何回もリセットボタンを押してくる。
おまけに小心者で罪の意識も少しは持つのだが、別の敵の司祭がそれを神が赦すと職権乱用で詭弁を張るとケロッと俺は無罪だとまた繰り出すところもまた腹が立つ。
そんな敵がマイナス点として登場し、イラストも結構ムカつく感じなので毎回この人物について少し語りたくなる、そんなゲーム。
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左が例の貴族、右がめげない主人公(親)

ちなみに大聖堂シリーズは複数のゲームが出ている。

・大聖堂ボードゲーム
前述の、本ゲームのもととなったゲーム。
こちらはきちんとしたボードがあり、ワーカープレイスメント的なシステムながらワーカーを置く順番は袋引きがベースになっているなどユーロ的な運要素が小気味よく、45分くらいのいわゆるちょうどいいゲームとして推しておきたい。
なお、木製の立派な大聖堂が建つのだが、ただのラウンドマーカーなのは残念。

・大聖堂ボードゲーム2
こちらは小説の話とはちょっと関連性が薄いものの、ゲームとしては無印とはまた違った良さがある。
親がカードを配置するが、その向きによって各自のプレイヤーがなんの資源を得られるかが決まる。
年貢とそのペナルティがきつく、支払っていくだけでヒィヒィ言って全く再生産していかなそうな感じも受けるのだが、その中でなんとか捻出した資源等でひねり出した点数で勝負。20点くらいの争いになり、1点の重みがちょうど好みのスケール。
カードに言語依存があるのが少し懸念点だが、全体にオープンになるのと1ラウンドに1枚なので代表が読めばなんとかなる。
こちらもおすすめ。

・大聖堂カードゲーム2 果てしなき世界
ボードゲーム2のカードゲーム。ややこしい。
2のカードを回転させてどう置くかにフューチャーしたゲームだったが、パッとした印象が得られずに売却した。
期待していたゲームに落胆させられると速攻で棚からいなくなってしまう。

・大聖堂ボードゲーム3 火の柱
未プレイだが凡作という噂

※ボードゲームのシリーズについてはシノさんのブログを参照のこと


by phys-can-tell | 2024-11-18 01:18 | ボードゲーム
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