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ボードゲーム「ネメシス」

映画のエイリアンをインスパイアした、個々の目標達成を目指す同時勝利もありの半協力型のゲーム。
BGGのレートも高く、日本語版も瞬殺で手に入れられず譲って頂いてようやくプレイできた。
言語依存が多いゲームなので、高価ではあるが日本語版で遊ぶのが良いだろう。
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ゾンビサイドに並ぶアメゲーの巨塔なるかと期待していたが、そこまではいかなかったというのが現時点の所感。

プレイヤー個々が自分の目標達成のために船内を探索し、船を修理したりアイテムを集めたり、出くわしたイントルーダー(エイリアンの名前)と戦ったり。
それらは手札を使ったアクション制限がうまく機能していると思う。
だが、その他の部分が舞台を作者の思ったとおりに進行させるために都度横やりが入るシステムで構成されており没入しづらい。

まず、各ラウンドのステップ数が多い。
毎回サマリーを見て、このステップの次はこれ、と確認しながら進めるのが面倒である。
サマリーも、それだけ見てルールブックやインストの内容が思い出せるかというとかなり厳しい。
目線が本体のボード、個人ボードにとどまるのがベストだと思うが今作ではサマリーにイベントカード、ルールブックとあちこちを見返さなくてはならずとにかくテンポが悪い。

ゲーム内の処理もダイスを振ったりカードをめくって終わりだけでなく、その結果シンボルごとにこれをやりますというのがいくつも分岐があり、やっぱりルールブックに戻って確認となる。
こういう展開がやりたいからルールを足しましたとか、エイリアンっぽくするためにこの要素入れてますといった足し算の要素が大分に残っており、もっさりとしている。

しっかりとしたインスト者がいて、都度の処理をスムーズに展開できればよいのかもしれないがなかなか難しいのでは。
またはもっと網羅性の高いサマリーを作るかだが、○○ステップの多くは1人がカードをめくってその内容を処理するようなものが多いので、全員が完璧に把握しないといけないかと言われるとそうでもなく取捨選択が難しいだろう。

キック発だけあり、トークン類がプラスチック化されているなどコンポーネントリッチさに満足感はある。
だがしかし、フィギュアが大きくて素晴らしいだけのディセントから連なる倦怠感あるアメゲーの範疇内に収まってしまっているのは残念だった。
フィギュアがすごいゲームはもはや普通になってきており、それに付け加えてゲームの面白さとスマートさが評価されるようになってほしい。

また遊ぶ際は、上記のサマリ作成も検討し、よりスムーズにGM的に遊べるよう事前準備が必要だと思う。

by phys-can-tell | 2020-12-06 00:10 | ボードゲーム
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