ボードゲームの和訳シールを作ってみた

ミッションレッドプラネットというゲームをアメリカアマゾンで購入した。和訳はあったがセカンドエディションのため、ルールやカード訳が少し異なっていることもあり、和訳ついでにやってみたかったカードの日本語化に挑戦してみた。


和訳シールデータ(BGG)、パワーポイントの pptxファイル


以下の内容を読むときに、ファイルを見ながらだとわかりやすいかもしれない。


重視したのは、できるだけ手間とコストをかけずにできる点。

今回の方法ではスキャナとプリンタ、パワポの入ったパソコンがあればできる。



1.シールを貼るもののデータを用意する



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どこからかダウンロードしてもよいし、自分はカードをスキャンしてpng形式で保存した。用途的に解像度が高いといいのかもしれないが、うちの一番安い部類の複合機でもあんがい見た目は悪く無いスキャンが出来た。

コツとしては、元のテキストを消す関係で背景が共通ならできるだけテキストの少ないカードを選んでスキャンしたほうがよい。後で楽。



2.GIMP2などでテキストを消去する



フォトショップなんかが使える人はそれでいいと思う。自分はフリーのGIMP2(http://www.forest.impress.co.jp/library/software/gimp/)というものを使った。全く初めて使用したが、ネットにいろいろ書いてあり日本語化もされるので大変ではない。というかフリーなのに使いこなすとなんでも出来そうな気がするソフトである。あこがれの、写真から木をなくすみたいなのができる。


①GIMP2を起動


②先ほどのスキャンデータをドラッグアンドドロップ

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③テキストを消したい部分をできるだけ拡大

e0190576_23462949.jpg

④スタンプというツールを使う

e0190576_23463118.jpg

これは選択した部分をctrlを押しながらクリックでコピーして、コピー先でマウスを押しっぱなしにしながら動かすことでコピー元も連動して動き、結果自然な感じで下地を保ったように見えて文字が消せる。

e0190576_23484954.jpg

写真を拡大して見て欲しい。

上の丸がコピー元で、下の丸を動かしてリンクして動いた上の丸の下地がコピーされる。

文字を消すというよりは、似た地の所を貼り付けている。


ここでどれだけこだわるかは人次第である。下地の模様も連続性を保ちたいなら大変だし、色味が似てればいいやという考えもあるだろう。今回は丁寧にやってみたが、正直印刷した時のサイズとプリンターの能力によると思う。


⑤他で使えるファイル形式でエクスポート


pngなど。

e0190576_23463089.jpg


これで、「文字のないブランク状態のカードデータ」が手に入った。



3.和訳する


頑張る。用語の統一や、意訳か忠実訳かなど、こだわって欲しい。

テキストならなんでもいいのでパソコンで作ると次が楽。



4.印刷用の下地を作る


先ほどの「文字のないブランク状態のカードデータ」をパワーポイントに入れる。パワーポイントを使うのは、大体のパソコンに入っているだろう点と、ある程度使ったことがあり操作が楽な点、そしてサイズがミリで指定できる点などが便利だと思うからである。


画像を取り込んだらトリミングをする。シールをどこに貼りたいのかを考えよう。全面に貼るのか、効果部分だけなのか。印刷のサイズ調整がけっこう難しいので、枠があったらその中のテキストを囲む仮想の四角のサイズを測り、それよりちょっと大きいくらいのがいいと思う。枠そのものを印刷すると少しサイズが違うだけで周りとずれたようになり、残念である。


トリミングをし終わったら、右クリックからの”配置とサイズ”で縦横のサイズを見る。

e0190576_23463068.jpg

実物のサイズと合っているかを確認する。パワーポイントのいいところはこのサイズで印刷されることで、悪いところはミリ以下の設定ができないところである。


5.文章を入れる


和訳した文章をテキストボックスにコピーアンドペーストし、先ほどの下地に収まるように文字サイズやテキストボックスサイズを調整する。マイクロソフトオフィスにありがちだが、文字が画面上の配置通りに印刷されないことがあるので、少し余裕を持った配置とし、印刷プレビューをじっくり見るかテスト印刷を行ったほうが良いだろう。あとはフォントにこだわったり、太字イタリック も使うといいかもしれない。



6.印刷用レイアウトを作る


先の文字の入ったシールの原稿を並べる。いい感じに並べよう。切る時の切り代や手間、など親切になれるポイントである。

あと、和訳したシールがどれに貼るべきか分かるように、原文のタイトルくらいは近くに配置するといいかもしれない。

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7.印刷する


シール用紙に貼る場合、高品質専用紙みたいな印刷設定があるならそれを使おう。切り目が入っているとかツヤとか、紙選択もいろいろあるよ。(リンク)

コピー用紙でもできるだけ綺麗な設定で印刷したい。

テスト印刷でシールを試し切りをして、サイズ感は印刷の拡大縮小で対応した。


8.貼る


ここからは買ってきた和訳シールと同じである。違うのは失敗してもまた印刷すればいいということ。

僕はシールを切って、台紙から剥がすのが面倒すぎるので普通のコピー紙に印刷し、切って貼って剥がせる修正テープのような両面テープ (http://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/rakuhari/を使いだしてからだいぶ楽になった。



9.完成


e0190576_23451316.jpg

結構いい感じに仕上がったと思う。


なんならHJについてくるような白のシールを使うのをやめ、その文言だけ利用してシールを作ったりできる。

シールを貼るのはどうせ手間なので、見栄えを良くして貼るプロセスを両面テープで省力化するのは自分的にはありだなと思った。


この応用で「文字だけを日本語化したルールブック」も作れるだろう。


もっと楽な方法があれば、コメントやTwitterで広めてください。




※追記

GIMP2 単体でもテキストを画像に入れることはできるので、それができるなら一手間へるのではないだろうか。

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by phys-can-tell | 2016-02-24 23:56 | ボードゲーム
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