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第25回ミスボド 感想

5月3日、ミスボドに2回目の参加をしてきた。

1回目参加時のレポート
公式ブログのレポート

先日Table Game in the Worldさんにて日本最大級のボードゲーム会として紹介されていた通り、参加者が240名ほどいてとにかく人が多かった。

会場が元小学校で教室をたくさん使うタイプだったので、ワイワイするゲームと静かに考えるゲームの部屋が分かれていたことにより、各々が存分に遊べる環境が整っていたと思う。

今回はミスボド自体が2周年であり記念のマネージャガとニムト大会が行われていた。
景品があり、はビッグシティやツイクストなど高価なもの、メビウスやテンデイズなどゲームショップからの提供もあったりとと豪華で数も多かった。

参加記念で缶バッチをいただき、普段の気配りもあって参加者に楽しんでもらおうという主催者さんやスタッフさん達、そして協力的な参加者達で成り立つ気持いい会になっていると思う。この規模で様々な人がボードゲームという1点で集い、このレベルで成立するのはなかなかないと感じた。


以下プレイしたゲーム。


オレゴン
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放課後さいころ倶楽部の作者さんが好きだと書いていたのを思い出し、卓に参加。

4枚ある手札のうち、地形カード2枚で座標を決めてミープルを配置するか、地形カードでx軸もしくはy軸を定めその中で建物カードの建物を建てるかの選択肢。
若干運要素強めのタイル配置であるが、人が置いた施設やコマに自然と他の人も集まっていくデザインが開拓というテーマをよく表していると思う。

ルールも複雑でなく、例外処理もないよくできたドイツゲームだった。
勝つためにはその場の流れに上手く乗る必要があるのもドイツゲームそのもの。

座標を表すのが火とか鷲とかなのは雰囲気重視で、数字のほうがプレイアビリティはいいかなとは思う。


ニムト&マネージャガ

2周年記念のイベントということで参加。景品が貰えればうれしいなという下心を込めて。

ニムトは8人戦。最初手札に1があってこれはだめだと思ったが、全体で一番小さな数字で1枚だけとった場合は無視されるという大会ルールによりセーフ。
最終的にマイナス6点。
まずまずということでニムトはこれで確定させた。

大会規定では少ない回数の挑戦でできるだけ少ない点数であったほうが上位になるとのこと。
あとで結果を見ると40位だったのでまぁまぁか。

決勝に行くためには1度で0点が必須だったよう。
だが、全体で素数順位であればわりと景品はもらえたようで、参加者皆にチャンスを与える配慮とはこういうものだと思わされた。


マネージャガは数字を3つ書き、参加者全体で0からカウントしていき数字が10位内ならばつながる、というのを繰り返す。
つながった中で自分の書いた数字の合計が点数になるというルール。

200人以上いるので500くらいいけるかなと思ったが、300すぎが限度だった模様。
もう少し論理的に考えるべきだったかもしれない。

こちらも上位点数の人だけでなく、一番大きい数字を書いた人、そして一番小さい数字を書いて皆の点数へ一番多く貢献した人にも景品を得られるようにした点が特筆すべきだと思う。

どちらも景品は該当しなかったが、多人数ならではの盛り上げ方の勉強になった。


バス
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何か知らないのをやってみたいなと思い、珍しいゲームの卓が立つとのことで参加。
見た目は幼稚園のお絵かきのようなのにかなりのガチゲームだった。

バスの路線をつなげて人を運ぶと点数になる。
一人あたり20アクションやったら終わりで収束性がよい。

ワーカープレイスメントの早い者勝ちであれもこれもやりたいというジレンマに加え、他者の行動で自分の計画が大きく狂う点、しかもそれがワーカーをすべて置き終わってから判明する点が素晴らしい。

99年のゲームなのに今売りだしても全くそうと分からないような出来で、面白い。
この日のゲーマーズゲームとして1位をつけたい。


ディヴィナーレ
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ドラフトとブラフのゲーム。
4色のカードが36枚から12枚抜かれ、残りの24枚の構成を賭ける。
情報はドラフトによってわかるため、下家に何を回すのかで盤面をコントロールしようと互いに牽制しあう。

毎回4色のうちどれか1枚を出し、それが何枚あるか賭ける。
すでに出した色の場合は必ず賭ける数字を変えなければならないというルールにより、これだと確信した枚数に最初に置くと、最後にそのカードを出さざるを得なくなった際に泣きを見ることになる。
なので序盤に賭ける際は他人を惑わすブラフをかけることが重要になり、まさに情報戦をしている感覚がよい。

軽いプレイ感覚のわりに考えてゲームをしたという満足があり、良いゲームである。
特殊カードを入れる拡張等が出てもおかしくないと思う。


ダラス
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バスに続き、かなり古いゲーム。
会社をどんどん買収していき、株価を上げて最終的な金銭価値を競う。

よく出来ていると思ったのは、現金を得るためには株を売らなければならないが、最終的な株価によるボーナスが非常に大きなウェイトを占めるためできるだけ売りたくないというジレンマ。
さらに、借金して買収することもできるがそうするとその企業から得られる収益が半分になるという点。
株価は毎ターンの収益によって決まるため、あちらを立てればこちらが立たずを体現している。

アクワイアのようにつながっているタイルがないとかなり苦しい点は気にはなるが、負けたのを運のせいにできるという意味で万人にやさしいと思える。

また、自分が持てる企業数が11と決まっているため、競りにより他者のターンであまり多く企業を得すぎると後半に伸ばすことができなくなるという点もあらかじめ念頭にあればよい思考要素になると思う。

収益を紙に書いたりする点が唯一の古さを感じさせるがこれもまた、リメイクされてもいいのではないかと素直に感じられる良ゲームだった。


ウィー・ウィル・ロック・ユー

最後の時間にやったアクションゲーム。
クイーンの同名曲のリズムに合わせてポーズをとり、そのポーズの人が受けて次につなげていくゲーム。

自分で買いたいと思う種類ではないが、やると確かに面白い。

大概のゲームはプレイするに適した条件があり、このゲームは頭が疲れた状態でやるとベストマッチすると思う。
気づかぬうちに熱が入っていたようで家に帰ると膝にアザが浮かんでいた。

またこの場でやりたいなと思う。



いろいろ初めてのゲームをさせていただき、来たかいがあった。
ゲーム数自体は控えめだったので、次は貪欲にいきたい。

全体を通して人の多さに少し酔ったきらいがあり、積極的に卓を立てたりできなかったのは反省したい。
ゲーム置場で誰も手を上げることなくお見合い状態が続くことが多く、やりたいゲームを持って人を誘う勇気を出せればと思う。
提案型の振る舞いを行うことを次のオープンゲーム会の目標としたい。
by phys-can-tell | 2014-05-08 20:59 | ボードゲーム
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