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ドミニオン

買ってきたアナログゲームを一回づつくらいプレイした。
それはそれでそのうち感想書くとして、中でもドミニオンが気に入った。


・ゲームシステム

たくさんの種類のカードの中から10種が選択可能として示され(サプライという)、最初は銅貨カード(1通貨単位)7枚と3枚の屋敷カード(1勝利ポイント)を持ってスタートする。
10枚のうち5枚を手札、残りをデッキとし、ターンごとに5枚引いてアクションなどを行い、使わなくても全部捨てて入れ替える。
また、通貨やカードの効果を使用して選択可能な10種のカードから任意のものを捨て札に加えることができ、捨て札はデッキがなくなるとシャッフルしてデッキとなるのでどんどんデッキの枚数が増える。
増えると共にデッキが強くなっていき、まさに「デッキ構築型」のゲームだとわかった。

ポイントとしてはアクションカードは強いものの最終的な勝利点には貢献しない。
勝利ポイントを稼ぐカードはプレイ中は引いいてもなんの効果もないので邪魔でしかないというジレンマ。
10種サプライからの3種類のものがなくなるか、一番高額な6ポイントの勝利カードがなくなるというものが勝利条件であり、デッキを育てて強くするタイミングと勝利ポイントを集めるタイミングが対人要素として牽制し合いになる。

また、10種のサプライを入れ替えることで毎回違った戦略が有効となり長く楽しめる。
サプライがプレイヤー間で共通のため、遊戯王やマジックザギャザリングのようなトレーディングカードゲームにありがちな、お金をかけてからがスタート、とはならないのが個人的に一番気に入ったポイント。
しかもサプライを増やす拡張版がたくさん出ているので、はまればかなり深いと思う。


・感想など

箱を開けるとまず、「カードがめっちゃたくさん入ってる!!」と驚いた。約500枚らしい。
しかもカードと説明書しかなく、サイコロやコマなど他のアナログゲームによくあるコンポーネントもない。ほんとにたくさんのカードだけであった。
駿河屋で中古のものを購入したのだが、前の持ち主さんが丁寧に使っていたようで透明なカードバリアがついていた。
だがしかしカードの説明が英語版で最初は説明書と照らし合わさないときつかったw
まぁ世界標準でできると喜んでおく。というか慣れれば大学生程度の学力で平気だった。

これは他のアナログゲームでも思ったことだが、ドイツボードゲームはシステムが良く練られていて感心することしきりだが入れ物がよくない。
ドミニオンなどは箱が大きく、それでいてはいっているものはカードが主である。
しまう際にカードが種類別に分けれるようになっているのだがそれもまた微妙にサイズが大きかったり小さかったりであった。
中古で買ったためかわからないが、輸入したすごろくやの「ドミニオンパンツ」というカードを種別にまとめる紙製のものが入っていて、これの存在意義がわかった。
ちなみにすごろくやに行ったらさらにドミニオンをコンパクトにしまうケースまで売っていて、やはりこういう需要あるよなと思わず苦笑した。
そのケースを使用しても今出ている拡張版すべてを収納するには6ついるとかで、アナログゲーム趣味は場所との戦いという先人の言葉が身にしみるようになった。

同じく初心者の友人二人と試しにやってみた。
アクションカードを集めるのが楽しく、特に村などのアクションを増やすカードを使ってのずっと俺のターンな展開が簡単に可能で快感があふれる。
あまり使わないカードを糞認定しなが三種のカードサプライ切れで終了。

二回目は民兵などの攻撃を使ってみて、相手は堀を使用しなかなかいい勝負で負け。

これは奥深いかつ自由度の高い良いゲームだなと感じた所でネットで一人プレイができるほぼドミニオンというサイトを知り、練習しようとアクセス。
が、勝てない。
CPU相手なのに全く勝てない。

なぜかと思いコンピュータの動きを見ていると、銀貨などの通貨を買っていた。
そもそも通貨は鉱山などでアップグレードしないといけないと思っていただけに、この手数料甚大な両替の存在は穴だった。
さらに、CPUはあまりアクションカードを買っていない。
下手すると最後まで3枚くらいで進めていた。
どうしてなんだろうかといろいろ検索してみると、 ねここぶろぐさんの今から始めるドミニオンというページにヒットした。
上記によると「アクションカードを買いすぎる」というのは初心者にありがちなことであり、お金で上位貨幣を買って8金を目指し一番ポイントの高い属領の勝利カードを買い集めるシンプルな戦術にスピードで勝てないとのこと。
これだ。

そこで、このサイトを見ながらほぼドミニオンをやってみるといい勝負ができ、5回に1回くらいは勝てるようになったのが今ここ。
プレイ動画などを見ると糞カード認定していた工房や改築もかなり使いでのあるカードだとわかったりとどっぷりハマっている。
一緒にプレイする人が少ないのでなかなか対人はできないが、うずうずしながら知識をつけているところである。


・おすすめポイントまとめ
1 お金がかからない
2 お互い公平な条件でスタート
3 毎回ちがう条件で遊べる
4 拡張もたくさんある
5 戦術が多彩
by phys-can-tell | 2013-05-22 10:27 | ボードゲーム
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