バッドエンドで暗くなる。一気に読むと気分が沈む。
そんな作品だった。
なぜこんなにダークな気持ちになるかを考えてみると、感情移入させられ自分を重ねて見てしまうリアルさ、現実に見て体験したかのようなリアルさが原因かと。
現実性のキーワードは身近、共感、舞台、日常からの連続性、等であると感じた。
よくいう9割の真実と1割のフィクション。
ニートやおしゃれ狂い、浪費癖など、自分もなりうる。そんな共感出来る人達が借金を機に破滅していく過程、動機が自分にも理解できてしまう。重ねてしまう。
歌舞伎町や原宿、渋谷といった自分の身近な町並が舞台であることもすぐ側で繰り広げられているような感覚を抱く。
暴力や性描写は直接的でないが、それがかえって想像を掻き立てられて、嫌な想像がうかぶ。文学的な気がする。
裏というか、キレイでない世界が本当に存在し、そこへ落ちる可能性を感じさせられる。
あとは、お金の大切さ、というかそれの重さを考える機会になった。
人によっては普通に命や尊厳よりも優先度が上で、重要なものであると。
個人的には金銭管理を身につけよう、バイトでもなんでも働こうと感じた。