うんちく系の下ネタ漫画。
マニアックな知識が身に付くが、コアな人と一般人との対比が絵柄のせいで緩まっていて、物語としての内容は薄いと感じた。
モーニング系列ということもあり、同じく知識提供系のドラゴン桜を思い起こされた。
最近はジャンプの漫画よりもモーニングらへんの方が面白いなと思う。
というのは登場人物の年齢が大学生や社会人であり、自分の年齢に近いからだろう。
全然共通点のない人物より、なんらかの接点がある人物の方が親近感が湧いて感情移入されやすい。
テニスの王子様のように中学生にするには無理がある年齢設定も主な読者層に合わせているのだと思う。
漫画や本等の二次元のものは受け取り方が人による。
ライトノベルを書くなら中高生を主人公や語り手に、文学小説を書くなら中年を設定した方が無難だということだろう。
映画の場合は俳優という実在の人物が演じ、写実性がある。
実際にその人物と自分が接しているような気分なり、知人として処理されて年齢差はあってもそれほど問題にはならないと思う。
感情移入と応援の違いである。