エロゲ 「炎の孕ませ同級生」

 いわゆるハーレム系のエロゲ。
やってる最中に思ったのは、みんなを幸福にするためのハーレムっていうこと。
「生徒会の一存」の主人公が言っていたことと同じだが、わりと的を得ていたなと感じた。

基本的に、現実ではカップルといえば1対1が普通である。
なんで?と聞かれれば他の男性の存在があるわけで、一人占めするなっていうことと、1対多数でも多数側に必ず独占を求める人や、嫉妬に狂う人がでてくるからだろう。
リアルハーレムの源氏物語でも、家柄によって女性に格差を作って管理し、それを守れなかった桐壺(源氏の母親)は実質いじめによって殺されてしまっている。

エロゲにおいても、ハーレムとそれ以外のエンディング形式では大きな差がある。(ここでは典型的学園ものを想定して進める。)
それは、「選ばれなかった子」の有無。
エロゲで選択肢の結果によって特定の子と付き合うようになることを「〇〇(人名)ルート」に入る、というだけあり、他のヒロインとも違うルートでは結ばれることになっている。
が、そのヒロインの話でない以上、本命の彼女ポジションにはなれない。

買った以上遊びつくすタイプの人にとっては、そのルートで選んでないヒロインも自分にとってのヒロインであり多少なりとも情がわく。
で、描写にもよるが、他のヒロインがさみしそうにしているのを見るとこちらも心苦しくなる。

そこを解決するのがハーレムエンドなんだろう。
現実的にはかなり無理があるが、男性のエゴの押し付けとしてエロゲの本質をついたエンディングだと思う。



個人的には、それでもエロシーンは1対1がいいと感じた。
どうしても直接的な取り合いになり、趣旨からずれてしまうと思うので。

ゲーム自体の感想としては、ヒロインの数が多くなると差異化を図るためにそれぞれの特徴が極端になってしまうのが賛否両論。
20人を見分けるためには仕方のないことだとは思う。
実際、かなり属性、見かけ、声、口調を変えても全員を識別できたのは中盤くらいからだし。

シナリオは群集劇の参考になると思う。
伏線の張り方もそうだけど、いかに多数の登場人物を認識させ、それぞれの出番の偏りをなくし、味を出し、全体の流れを通し、一つの話にするかという展開はうまい。
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by phys-can-tell | 2009-12-27 23:30 | ゲーム
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