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2014年4月6日ボードゲーム会 袋小路 感想

4月6日の日曜日、ゲームサークル「袋小路」に参加させていただきました。

はじめて行くゲーム会だったが、池袋というアクセス良好な点、初心者歓迎と謳っている点が参加しやすかった。
場所は帝京平成大学池袋キャンパス。少し場所がわかりにくいが、事前に袋小路のホームページを見ておくと親切に道順がわかりやすく示してある。

13時から21時頃まで滞在した。


インカの黄金

初参加ということで、主催メンバーの方に誘っていただき参加。
軽くできるバッテイングチキンゲームで、宝石をゲットして戻るか、もっと掘り進んで取り分を増やすかを迫る。

進退を決めるカードが見づらいのが難点だが、ルールが簡単で互いの読み合いの妙も味わえるいいゲーム。
8人まで対応しているのもいい。

ゲットした宝石を入れるテントにアークライトの文字が入ってるのがミソ。


大家は辛いよ
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電力会社のフリーデマン・フリーゼの新作。実はリメイクらしい。

思ったより箱がだいぶ小さい。ごきぶりポーカーより少し大きい程度。

カードも電力会社やビール伯爵のようないつものフリーゼの正方形ではない。
カードゲームだしやはり長方形がいいよねと思ったが、基本横向きにいろいろ書いてあるのでかえって不便だった。

大家となり、なるべく家賃をたくさん払ってくれる店子の条件にあうアパートを建てる。
件数ごとに建築費が高くなるのでなるべく高層にしたいが空き部屋を作ると不法占拠者やら居候が押し付けられるので我慢。

せっかく貴族が入居してくれたのに抹殺されたり爆破されたりひどい。お返しにタイーホ!したらなぜか犯人の隣のひとが牢屋に。

ハッカーやフランケンシュタイン、ずばり変わり者などいろいろな入居者に過激なアクションを駆使ししてお金を増やすゲーム。

ハチャメチャな絵でそれに見合う派手な効果が飛び合い、わりと盛り上がる。
叩き合いだがネガティブにならず、また勝つために手札内でコンボを練ったりもできてみながそれぞれの楽しみ方を見つけられると思う。この点がよいと思った。

カードの説明だけではわかりにくい部分があり、また全体にどのようなカードがあるか知らないとはじまらないので初プレイ時は2回連続でやるといいと思う。


アリストメイズ
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惨劇ROOPERやOWAKONの作者さんのゲームマーケット2014大阪での新作。
ゲームマーケット大阪に行かなかった自分でも知っているくらいには有名。


貴族となり迷宮を人に探索させて覇権を競う。
ダンジョンの様子を探り、冒険者を雇い、どの階層をスキップしてどの階層で戻るか決める。
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まずダンジョンのモンスターの情報を集めねばならない。知を制するものが勝つのだ!
→各階層で払ったお金が一番多い人しか見れない。

冒険者を雇う!あのモンスターとあの怪物を倒しつつ、ゲートを突破するにはこの3人いればよいな。ついでにお姫様も入れておこう。
→同時公開競り。情報があるのに体力がたりない…… お姫様は暗殺されたorz

あの正体がわからなかったやばそうな階層をスキップして、次で帰ろう。
→宝箱が取れなかった∑(゚Д゚) しかも全滅、、、、


こんな踏んだり蹴ったりの展開にならないように巧みに情報を集め、勇者たちもうまく引き入れなければならない。
敵のカード内容を疎かにしても、競り負けてもひどいことになるのでよーく考えたい。が、長考しすぎるとビハインドになるシステムもついている。

苦し楽しい、この日やった中では一番おもしろかった。
プレイ感覚としてブリュッセル1893に似ているような気がする。

チップなど内容物の質がかなり高い、が視認性が非常に悪い。入り込みやすいテーマと複数回プレイに耐える出来・システムなので惜しい。
だからルール説明が重要になると思う。あと、持ち主はサマリーを作るとよりよいかと。

このゲームのように国産の”ボード”ゲームが増えると嬉しい。


ゲシェンク

数字がつながることを信じて他人の足元を見るゲーム。

今回はわりとカードをすぐ取る人が多かったため途中でコインが切れ、大幅減点となり敗北。

人が変わるとゲームバランスや最適行動が変わるのがボードゲームのいいところだと改めて感じた。


ベガス
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ダイスゲーとして定番。
ルールも簡単で、ダイスならではの「5来い!」と念じながら振ることが楽しい。結果に皆で一喜一憂である。

運8割だがダイスを小刻みに使うなど戦略もあり、先にダイスを確定させたほうが有利なことと相まってシンプルな中にジレンマがあるのが素直にすごい。


八百長クイズ

袋小路では定番という、紙ペンゲーム。

親のテーマに合う単語を皆が書き、その中から1つを答えとするクイズを行う。

親は3回目のヒントで正解者が出るように、回答者はもちろん正解するように。
そして答えを考えた発案者は回答者の中に混じっており、自分が発案者とばれないように、かつ多くの人が正解するように振る舞うと高得点。
親が一周したら終わり。

…というゲームのはずが、どちらかと言うと点数を競うよりもお題に合う中で出来るだけマイナーなネタを提供して親を困らせたり、回答時に一発ネタをかましたりするゲームと化していた。

ちょっと戸惑ったがこういうルールを自在に変えられる、拡大解釈できるというのもまた、アナログゲームの利点なんだろう。あと、ジェネレーションギャップとオタクとしての知識の差を見せつけられてなんか悔しいw


ちなみに袋小路さんは今回で10周年だったといい、パンケーキが主催者にプレゼントされていた。
歴史あるサークルの歴史あるゲームにこのタイミングで立ち会え、運がよかった。


カタンの開拓者たち
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だいぶ人が帰った終盤、4人でカタンを。

そうとうやりこまれたボードと、やりこんだ方々。
出目の偏るカタンならではの現象。今回は4の目天国。
そんな中、発展カードで2点得た方が勝利。

カード交換もスピーディーで、ゲーマーとして熱い戦いだった。



感想

開始時に集まり、夕方くらいに帰る人が多かった。

香川からいらしたという、RAMPLINGさん(ブログ「世界を回して」シャーロットの贈り物)に良くしていただき楽しい時を過ごすことが出来た。
盛り上げがうまく、インストも非常に分かりやすかった。アリストメイズが今回面白いと感じたのは多分にRAMPLINGさんのお陰。
積極的にいろいろなゲーム会に参加されて、様々な人に話しかけていらっしゃるという姿勢は是非、真似させていただきたいと思った。

行きやすい場所にあり、誰でも入れていつでも帰られる雰囲気なのでわりとおすすめ。
また参加したい。


<追記>

袋小路のホームページにて当日のレポートが上がっていたのでリンクを貼っておきます。
持ち込んだポンペイがプレイされていたようでよかった。
by phys-can-tell | 2014-04-08 01:47 | ボードゲーム
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