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第19回ミスボド 感想

10月12日の土曜日、初参加のオープンゲーム会、ミスボドに参加してきた。140人近く集まる最大規模のゲーム会だけあり盛況でいろんな人がいてたくさんのゲームがあった。ちょっと狭めだったが一つの部屋であったことも熱気があってよかったように思う。

個人的には主催の秋山さんをはじめ運営の方々が慣れていらしてで頼もしく、コミュニケーション力のある人もたくさんいて大人だなぁと感じた。それとちらほら顔が分かる方ができたり、挨拶を交わすことができたりしてうれしく思う。


以下プレイしたゲームの感想。

・ラチッタ

戦うシムシティだと聞いて参加。2.5hくらい。

実際は町を触手のように伸ばしていって維持しつつ、隣の町から人を奪ってくるゲームのように捉えられる。序盤は他の町とそれほど奪い合いが起きないので食料や人口を増やすための設備、鉱山などを整備し、中盤以降はその年のトレンドを把握して攻勢をかけるのが大筋。
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自分は最初、新たな都市を作りそこに庭園を設けたまではよかったがすぐに吸収され廃墟に。遅れた手番を挽回すべく前半に食料基盤を作れたことと、トレンド競争でかましたブラフが大成功して一気に優位に立ち勝利することが出来た。


ゲームでは全体の中の今のラウンドの位置づけとその時やるべきことをしっかり把握するとよいということや、最初に圧倒的に勝っているように見える人ができてもみなでたたくことで逆転できる余地が生まれることなど、ドイツゲームの要素を改めて感じた。


・ブルーノ・フェイドゥッティのマスカレイド

ちょうど卓が立ったので。
記憶力が良い人が多く、若干入り込めなかったがわいわいできて楽しかった。

レジスタンスやったときも似たような感覚を感じたので、正体隠匿系の勘所がまだつかめていない気がする。あの人があのパターンだとだめっていうのを素早く計算できそれを全体の総意にしつつ、自分はこっそり勝利への道を歩むのはわかるのだが。


・花火

軽めのゲームをやりたいと初心者の方が言ってたので卓が立ち、参加。いいチョイスだと思う。秋山さんにカード立てを貸していただいて助かった。

皆飲み込みが早くて5人で17点くらい。卓ごとの暗黙のローカルルールみたいなのができ、それが自分たちでやった時と同じようなのになったのが新鮮。ある程度の解がみなの共通項になるとそこからは記憶力、運、互いの相性などが大事になる段階が二つあるゲームだなと思う。


・摂政

持参品。重ゲーをやりたいと思い、同様の方がおられて立てることに。あまり流通していないので知名度も低く、卓が立ってよかった。2hくらい。

写真は撮り忘れたので俺ビューさんを参照してください。


エリアマジョリティをとって点数を得る要素と、特殊カードの使用による正体当てが組み合わさったゲーム。ボードの絵がよく、コマもお馴染みの四角いキューブだったり見た目はいい。貴族の名前がまぎらわしかったり、紋章の見分け方が不鮮明、サマリーがないなどあちこちで惜しい感じ。だが内容はけっこう好評で、いろんな要素を考えるというより、深く狭い思考になるところがいいと思う。

点数が線形でなかったり、組み合わせで得点が増えたり強力なカードを使ったりと一気に点を伸ばすことが可能。しかも他者の邪魔になっていなければその人のターンにも得点が入ってきたりする。なので逆転が狙えるし実際惜しいところまでいけた。

誰かの影響度を1つ下げるアクションで1位の人を下げる仕事をずっとしなければならなかったのが直接攻撃っぽくて心労にはなった。点を下げる対象になった人を含む同卓の人たちがみなゲーマー然としていて、そこは個人攻撃でなく必要な仕事だと言ってくれたのが救い。

ルール把握が曖昧でご迷惑を掛けた点があった。5つある影響度のうち、どれかを一定以上得るには他を少しずつ上げていないとダメなルールが有り、一度その条件をクリアした後点数を下げられた場合の処理は「一度突破していれば制限にはかからない」が正解だった。


・薔薇と髑髏

ブラフと勢いのゲーム。時間が微妙に余ったので短時間でできるのを。
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はじめてだが名前は知っていて、実際こんなコップを置くコースターみたいなの30枚でよくゲームになっているなぁと感心した。
暴走族のチキンレースが題材らしく、各自取ったらダメな髑髏と大丈夫な薔薇の絵柄の札を伏せ、何枚取るか競り獲得した人が順にめくっていく。髑髏が出ると自分の札が減り、薔薇だけならば勝利。2回勝利すると勝ちである。

負けないことと勝つことは違う、というプレイヤーの言葉がまさにその通り。髑髏を出し続けると自分も勝てないのでどこかで勝負しなければならない。あと、手札の減った人がもう髑髏がなければ安全パイとなるのでそのへんの見極めが大事。ノリでやってもゲーマーっぽく読み合ってもいいと思う。


気軽にいろんな人と何かしらゲームをやり続けられるのが大人数のいいところで、それが十分に堪能できた。ありがとうございました。
by phys-can-tell | 2013-10-14 16:38 | ボードゲーム
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